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コンプラを気にする世代、「仕事上でやっていいこと」の捉え方が違いすぎる

はじめに

日本の「企業内研究開発部隊」の変遷についてまとめた記事を書きました。

その中で「変遷したのは、会社だけではなく、社会そのもの」と記述しました。

'70-80年代に「普通に」できていたような「定時後にタイムカードも押さずにアングラで実験」「予算を流用し小規模な資材の購入資金にする」というような「遊び・余裕」がいまや出来ない風潮になってしまいました。
(中略)
2022年に新入社員として入ってくるような人たちは、「2000年に新入社員だった今の部長課長がロールモデル」なので、コンプライアンスが厳しく、「遊び・余裕」が全く認められない状況で働くというのがデフォルトの状態で、研究開発活動をスタートするわけです。すなわち、2022年の研究開発部隊がまず最初に心に刻むべきことは '70-80年代より昔に用いられていた新規テーマ創出の方法論は全く使えないということです。過去の成功体験を捨てることから始めないといけません。

#ヒデ :日本の「企業内研究開発部隊」の変遷
https://note.com/hideh_hash_845/n/nb103ed1634a6

つまり、簡単に言えば

昔のやり方そのままではうまくいかない

ということです。過去の成功パターンを、今の世代(俗に「Z世代」などと呼ばれますが)に対してそのまま適用しようとしても上手くいきません。

世代によって「やっていいこと」の考え方が違う

'70-80年代が「平気で24時間戦えた」時代だとすると、2020年代は明らかにそれとは違います。現代は明らかに平気で24時間戦えるという状況にはないです。コンプライアンス(コンプラ)違反が発覚すれば、ただちに「炎上」することを考えなければいけません。

'70-80年代の人たちによく考えてほしいのは、そもそも自分たち('70-80年代の人)と、今の世代(2020年代)で

「やっていいこと」の範囲が違いすぎる

という点を無視しないでほしいということです。もちろんこれは、世代だけで区切れるものではなく、当然2020年代にも様々な考え方を持っている人がいます。ただ、いまや「我が道を行く」よりも「炎上回避して規律を守る」という考え方はマジョリティだと言えるのは間違いないでしょう。

これをイメージ図にすると以下のようになります。

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