2015年8月の記事一覧
バド・ストーリー(四天王編) (4)
医療ライターの三浦秀一郎です。バドミントンが好きで、書きました。10回の連載です。お読み頂ければ、光栄です。
バド・ストーリー(四天王編) (4)
洋弓の矢のように、十六枚の羽根の光が二人のセンターに突き刺さってきた。しかしサイドバイサイドでどちらが返球するかはトレーニング済みである。志保と知美は一打、二打、三打と打ち返す。少しあまく返球すると「ビシー」とシャトルは足元の床に悲鳴を上げてバウ
バド・ストーリー(四天王編) (5)
医療ライターの三浦秀一郎です。バドミントンが好きで、書きました。10回の連載です。お読み頂ければ、光栄です。
バド・ストーリー (四天王編) (5)
シングルスはファイナルゲームまでもつれ込み、惜しくも落としてしまった。想定の範囲内とはいえ、強いシングルス選手を如何に育てるかという重い課題が残った。
バドミントンの歴史の中には大変革の出来事がいくつかある。一つはラケットとストリングの進歩
バド・ストーリー(四天王編) (6)
医療ライターの三浦秀一郎です。バドミントンが好きで、書きました。10回の連載です。お読み頂ければ、光栄です。
バド・ストーリー (四天王編) (6)
県船中央が、県の大会で決勝戦まで勝ち上がったことは今までに一度もない。さらにそれを予想した関係者もいない。四天王達は、未知の領域に踏み込んだのである。
顧問の川島は、足の震えが止まらない。逆に驚くほど冷静な部員たちが今日は遠くに見える。
バド・ストーリー(四天王編) (7)
医療ライターの三浦秀一郎です。バドミントンが好きで、書きました。10回の連載です。お読み頂ければ、光栄です。
バド・ストーリー (四天王編) (7)
「それでは両校、整列してください。ただ今から決勝戦を行います―」
と審判の妙に軽い宣言が、激闘の始まりとなった。第一ダブルスの藤井・田崎組と西武台東高校のトップダブルスが第一コート、シングルスが第二コートといった並びで、シングルスが左右から挟
バド・ストーリー(四天王編) (8)
医療ライターの三浦秀一郎です。バドミントンが好きで、書きました。10回の連載です。お読み頂ければ、光栄です。
バド・ストーリー (四天王編) (8)
きららのシングルスは相手の気迫が勝り1ゲーム目を落としてしまった。しかし、きららは表情一つ変えず淡々とプレイしている。インターバルに入り、顧問の川島は、きららに相手選手の分析結果を伝えた。
「きらら、ネット左隅にブラックホール発見。相手はドロ
バド・ストーリー(四天王編) (9)
医療ライターの三浦秀一郎です。バドミントンが好きで、書きました。10回の連載です。お読み頂ければ、光栄です。
バド・ストーリー (四天王編) (9)
決勝戦、第一ダブルスの試合はお互いが持っている全ての能力を出し切るような凄まじい戦いとなった。
ダブルスの原則(日本バドミントン協会・応用編)とは「パートナー二人のプレイの特徴を最大限生かしたダブルスを作る。そのために攻撃時・守備時・つなぐ