#本
『aラストティア』~荒野の楽園編~ 第三章グオーレ王国 03自然の監獄
03 自然の監獄
グオーレ王国に向かう道中で優理とカレンはテントの親子のような貧しい人達に何度か出会い、その度に自然の恵みを自然の楽園から取ってきて配っていた。
久々のきちんとした食事が得られて笑顔になる者も居れば、感動して泣いてしまう者もいた。かと思えばあの男のように拒むまでは無いが、皮肉を口にする者や怒る者もいた。
やっていることは同じでも捉え方や捉える人によって全然違うのは仕方が無いこと
『aラストティア』~荒野の楽園編~ 第二章セピア世界 09豊穣神の種と豊穣神の花
第二章セピア世界 09豊穣神の種と豊穣神の花
カレンと優理は自然の楽園を後にして、ヒロキチ村長の待つ村へと戻っていた。
二人の姿を見るなり、村長は待ってましたといわんばかりに立ち上がり駆け寄る。
「いやはや、待ちくたびれましたよお二人さん。待ちすぎて皮膚がこんなになってしまいましたよ。」
冗談めして言う村長だったが、彼が放つ言葉は全て嫌みに聞こえてくるのはなぜだろうか。
興奮して落ち着かな