こどものきもち 22.6.24
前々から書いているように「育児コミックエッセイ」が好きだ。
理由は……
まったく自分の知らない世界を覗き見る感覚とでもいうか。
実際の子育てはかなり大変らしいが、オイシイところだけつまみ食いしてほっこりとした気分になれる。
ただ、一つだけ引っ掛かっていることがある。
読者としてはそれでいいが、作中の子供はどう思っているのかと。
先日、超有名な育児コミックエッセイに登場する子供が、実はネタにされるのを嫌がっていた、というニュースをネットで読んだ。
それが事実かどうかわからないので、具体的な感想は書かないが、すごく切ない。
前提として「コミック」なので、笑い話として描かれていたことが、本人(子供)を苦しめていたのかなぁ……と。
多くの育児コミックエッセイは、本人の誕生(以前)から描かれているので、もちろん本人の了承を得ないまま描き始められている。
そして、シモの話とか、本人にとって不都合であろう内容も赤裸々に描かれている場合がある。
あくまでも「創作物」なので、フィクションも所々混じっているのかもしれないが、生まれた時からプライバシーを世間に向けて晒されるのは、僕らが思っているよりもずっとしんどい部分があるのだろう。
「本が売れたおかげであなたもご飯が食べられているのよ」と言われたとしても、それは親側の論理。
どうすればいいんだろうなぁ……。
明らかに子供が描かれるのを嫌がっていることが判明すればもうそれは読まないけど、そうでなければ読ませていただきたい気もする。でもまぁ正直、「ここまで開けっ広げに描かなくても……」と思うこともあるけど。
ただ、「二世タレント」というジャンルもあるように、ある程度先に道が開かれている面もあるよね。
うーん
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