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「あてぇの名前は田中麻理鈴。人呼んで二代目悪女(わる)いうがじゃき」 22.2.28

4月から0テレ水曜ドラマで『悪女(わる)』がリメイクされるとのこと。

タイトルから受ける印象と違って、内容は純愛&サクセスストーリー。

30年前の読売テレビ版も観ていた。
それまでバラエティ番組を放送していた枠で、ドラマに切り替わって初めての作品。
当時バブル景気は過ぎたものの、初っ端から飛行中のヘリコプターで撮影するなどその名残りが。
ヒロインの田中麻理鈴(まりりん)が自転車通勤時、背負ったリュックになぜか大きな時計をくくりつけていて、それを真似した女子を街なかで見かけた。
話が若干「おとぎ話」的というか、「こんなことで出世できるの?」との疑問も当時から抱いたが、トレンディードラマ全盛の時勢とも相まってヒットした。

主演の石田さんは当初アイドルとしてデビューしたものの実績が残せず、女優へと転身。
前年に大林監督の『ふたり』に主演して飛躍のきっかけをつかみ、連続テレビドラマ初主演の『悪女』で、一躍トップ若手女優へと躍り出る。
さらにその半年後に主演した朝ドラ『ひらり』がまたもやヒットして、二十歳にして国民的女優へと成長。


ところで、1992年版では当時19歳だった石田さんが、煙草を吸うシーンが時折登場。現在より規制が緩かったこともあってか、一切問題にならなかった。
「悪女=煙草」のイメージもそうだが(もちろん、パロディ的な側面もある)、この当時は女性が出世欲を明確にすると、ドラマのタイトルのような言われ方をされたのかもしれない。
30年経った今、そこら辺はどうアップデートされているのだろうか。

あ、コンプラ的にやっぱ喫煙シーンは全面カットかな……。





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