カゲキなレディたち　21.10.10

ここで一度も書かなかったが、アニメ『かげきしょうじょ!!』を毎週観ていた。

ストーリーをざっくり言うと、実在の歌劇団に限りなくクリソツな架空の少女歌劇団を舞台に、予科生たちの成長を追う、青春芸道物語……でいいのだろうか。集団『ガラスの仮面』とでも言えばいいのか。

このあらすじで大半の人が想像するであろう話であり、画面からさわやかな風が吹いてきそうな、質実剛健清廉潔白清く正しく美しくな展開である。

僕はベタな話が好きなので、ずるずるとハマらせていただいたのだが、珍しいのは、この話には明確な主人公がいないこと。もちろん、広い意味での主人公はいるが、回によっては、予科生のクラスメートが主役になる場合もあり、それぞれのキャラクターをより深く理解できて感情移入できる。

番組を観て再認識したことは、ベタはベタゆえに人を惹き付ける。
ベタ恐るべし。


ただ、番組としては序盤も序盤で終わってしまったので、相棒or科捜研方式で、定期的に続編を放送するべきだろう。

というか、お願いします。