これから来そうな人・すでに来ている人、の話。・2 24.10.8

宮崎さんのその後の活躍は言うまでもない。当時演技がまずかった、という話は聴いたことがないので、元々演技の素養があったのかもしれないが。

ただ、必ずしも演技が上手い人ばかりではない。ドラマがほぼ初めてとなればなおさら。

過去に観た朝ドラで言えば、『澪つくし』の沢口●子さんが、そのように言われていた。
今でこそリッツパーティを開きつつ、『科捜研』の主役を長年張り続けているが、当時の演技を拝見してあぜんとした記憶がある。

同じように『あぐり』の田中●里さんも、前年に東宝シンデレラ審査員特別賞を受賞したばかりの、全くの新人。
本放送時はあまり感じなかったが、数年前の再放送を観直すと、声がやや甲高く、未熟と言えなくもない。
だが、お二人とも当初は危なっかしいながらも、半年にわたる放送で、後半は主演らしさ、風格を身に付けていらした気がする。

もちろん、人気が出ずに表舞台から去った元ヒロインも少なからずおられる。
けれども、この、「これから来そうな人」と半年~一年間お付き合いすることで、彼女たちの成長過程を見届けるのも「テレビ小説」の楽しみ方の一つだと思うのだ。

(つづく?)


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