「今のお気持ちはー」 21.5.17
「抜け駆け接種」――またマスコミ発のパワーワード。
キャンセルなどでワクチンが余った場合、これまでは廃棄する自治体もあったが、廃棄すればするで騒ぎ立て、町長らが自分達で接種すればするで騒ぎ立てる。
もちろん高齢者に優先して接種してもらうのが理想だが、接種可能の状態にしたワクチンには(現時点での基準では)数時間の使用期限がある。説明責任うんぬんももちろんあるだろうが、始まったばかりのことで行政側が戸惑うのも理解できなくはない。
町長らが「自分たちは医療従事者枠」という理由には多少首をかしげるが、仮に私利私欲だったとしても、今は一刻も早くワクチン接種者を一人でも増やすことこそが重要なのであり、その目的には合致している。
そもそも高齢者ではない人たちにも、もうすぐワクチンを打てる機会が回ってくるはずだ。政府の言っていることが正しければ。
「抜け駆け」という言い方に、悪意と妬みが滲んでいて、まさにころなかにある都会のテレビ局の集団ヒステリーのようにも思える。
かつ、いつものように――不倫騒動のタレントとか――「さぁ、次に叩くべきはこいつです!」と意気揚々と「波紋を広げ」ようとしたつもりが、いわゆる「ブーメラン」になってしまったようだ。
もちろん、それを自ら認めることはないだろうが。
「マスコミ」に濁点を付けるあの言葉は好きではないが視聴者・読者の憎悪(ヘイト)を煽り立てて、視聴率・部数に繋げるビジネスモデルはもうみんな知っているわけで。
同じ番組・同じ雑誌が、米国の分断問題を批判的に伝えているのは、もはや
汚い言葉は書きたくないので、この辺で。
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