見出し画像

皆様ごきげんよう 22.6.27

あー、『愛の嵐』の次は『華の嵐』かー。

渡辺さんの追悼うんぬんというより、最初から決まっていたんだろうか。


『華の嵐』は、リアルタイムでは観ていない。ちょうど大学受験の際中。

昼ドラだというのに幅広い世代に人気を博し、主演の高木さん・渡辺さんの人気を決定づける。


それまでの昼ドラはWikipediaによると


①家族・親子の愛情譚

②男女の関係において、演劇的に誇張された愛憎劇

③(温泉地や病院といった)労働の現場における奮闘劇


に大別された。それに加えて「低予算」も挙げておきたい。

とにかく30分のドラマを月~金で毎日放送するのだから、そこまで製作費は掛けられないことは想像に難くない。



このドラマは強いて言えば②に該当するものの、主人公が華族である点が目新しかった記憶がある。


渡辺さんは『愛の嵐』を例に出すまでもなくある程度認知度があったものの、高木さんは、この時点ではまだ「知る人ぞ知る」存在であった。とは言え、大河ドラマ・銀河テレビ小説(朝ドラの夜版)などへの出演はちらほらとあったが。

そこへ、昼ドラとは言え主演に大抜擢。一目見ておわかりのように、美しさはもちろん上品さと気の強さも同時に持ち合わせたキャラクターは視聴者の心をわしづかみにし、以後トップ女優への道を歩むことに。


その後高木さんはコメンテーターへと転身したが、放送から30年以上が経ってもこのイメージが非常に強く、渡辺さんと併せて「ゴールデンコンビ」と呼ばれていた。先日の渡辺さんの訃報でもコメントを出していたほど。



話を放送時に戻すと、ヒロインがたびたび発する「ごきげんよう」がなぜか流行語になり、コント番組ではパロディが作られるほどのフィーバーぶり。

今考えれば「主婦向けだから」「低予算だから」などの言い訳をせず、まっとうに熱のこもったドラマを制作したことがヒットの理由なのかもしれない。


この形態のドラマが現在存在しないことが返す返すも残念。



まぁ

また録画するんだよね。きっと。



そうそう、テーマ曲が昼ドラとは思えないほど重厚。さらに、次の「嵐シリーズ」である『夏の嵐』はさらにエスカレートして、放送当時でも


マジか??


と思った。


♪デンデデデン デンデデデン デンデデデン ズンデン


BS観られる人は一度聴いてみて。


いいなと思ったら応援しよう!

飛田流@小説書く人
いただいたサポートは、飛田流の健全な育成のために有効に使わせていただきます。(一例 ごはん・おかず・おやつ・飲み物……)

この記事が参加している募集