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犬の介護と看取り・・・その3


認知症の原因

犬も高齢化が進み、老化によってさまざまな症状が出てくるようになりました。

人間と同じく犬も加齢よって13歳を過ぎたあたりから認知機能が低下していき、脳神経細胞の活動が衰え、自律神経が低下するために起こるといわれています。

認知症の症状

・昼は寝ていることが多く、夜に起きて騒ぐ

・同じ方向に歩き続け旋回運動を繰り返す

・部屋の隅など狭いところに頭を突っ込み後退できない

・食欲不振または異常な食欲旺盛

・目の焦点が合わず、一日中ぼ〜っとしている

・抑揚のない単調な大きな声で鳴き続ける

・呼びかけに反応しない

・飼い主さんの顔が認識できない

このような症状が1つでもあれば認知症の疑いがあります。

認知症の対応法

認知症に関しては治療法や予防法はなく、適度な運動や刺激、知育玩具、自律神経を整えるマッサージ、犬のアロマテラピー、家族以外の人間や犬との触れ合い、EPA・DHAが含まれた食品やサプリメントを早い時期から摂取することで、ある程度進行を遅らせることは可能です。

また、脳に腫瘍がある場合も認知症と似たような行動を起こすことがあります。

脳腫瘍の場合だと場所によっては手術で取り除くことが可能で、そうなれば今まで認知症が原因では?と思っていた行動が多少改善されることも考えられます。

ただほとんどの場合、高齢で手術をするリスクを伴うので、介護は大変ですが長年一緒に暮らしてきた愛犬のためにできる限りのことをしてあげることが、いずれ訪れるペットロスの軽減にもつながります。

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