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カラダが自力で回復しだしたら消えてしまった偏頭痛。

整体指導で心身が猛烈に緩まれて

意識を保つのが困難なほどの眠気に襲われている方が帰ってゆかれた。

あまりの朦朧とした姿にちゃんと帰宅できるのか危惧するほどの在り様。

彼女がホームから転落したりせず無事に帰宅できますように。

脳裏で祈念して見送った。


その方の次に来室された方が

少し遅れて指導室に到着された。

伺うと駅で倒れている人がいて駅員を呼びに行ったりして遅れたとのこと

あまりのタイミングだったので思わずドキッとしてしまった。

まさか、彼女じゃあ・・・


幸いなことに倒れていたのは男性で女性ではなかった。

あ~、彼女ではなかった。


後日、猛烈な眠気を体験された彼女から報告をいただいた。

帰った日はあまりの眠気にお風呂に入ることも忘れて爆睡。

翌日は気分爽快になっていたけれど

改めてこんこんと眠られたんだそう。

2日後の天気は雨。

物心ついた記憶がある時からずっと雨の日に必ず起こっていた偏頭痛が起こらなかったらしい。

そして産後鬱になってから感じたことのない心地よさが続いていますと報告は結ばれていた。



ぼくに対して丁寧なお礼をいただいたんだけど

彼女の偏頭痛を消し去ったという認識はぼくにはない。

だって来室時には偏頭痛は出てなかったのだから。

整体指導では彼女のカラダが滞りなく動けるように

全力を発揮できる整体状態へ回復できるように誘導しただけなのだから。


カラダの悩み事として抱えていた偏頭痛を治したのは

動き出してくれたカラダの力です。

ホメオスタシスと呼んでもいいし、自然治癒力と呼んでもいい。

治してくれたのは本来のカラダが動き出したからなの。


だから治ってしまったこと自体は魔法でも何でもなくって

カラダが弾力を取り戻したら無くなってしまうようなものを

数十年も抱えて生きることのほうがよっぽど魔法のなせる技だったりする。


本人が知らずにかけ続けている黒魔術で一番多いのが

脳内で鳴り響いている自分責めなどの自動思考。

この場合は「世界の見方」を変えたり

思考を静めていくことで自分で変えていける。


カラダの弾力を阻害している要因が打撲の場合は

おそらく自分で魔法を解くことは困難を極めるだろうと思う。


彼女の場合は後者だと思われた。

もし再び整体指導を受けに来られることがあったら

検証してみたいと思っています。



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