やりたいことをカラダにやらせてあげる。
整体指導を行なっていて股関節を調節した直後
先生腕が痒いです〜
そう叫ばれると活元運動が出てきた。
最初は両腕がバタバタと動いていたんだけど
カラダ全体、骨盤をローリングさせて両足まで参加して動き出した。
両腕、両足、骨盤が動き出したので
ぼくがふれて愉気を続けられるのが頭だけになって
ずっと頭部の調律点に愉気をして
そのまま活元運動を見守った。
数分後に動きが収まると
あれっ!?
痒みが治ってる!
不思議だよね
カラダはちゃんとやりたい事が分かってる。
ぼくは痒みを治めようという意図も持たずに
ただ寄り添って愉気をしていただけ。
カラダは痛い、辛い、苦しい、などの「不快」を感じとると
「快」へ戻ろうとして動き出す。
生体恒常性=ホメオスタシスが動くためのスイッチが「不快」なの。
だから「不快」を抑えてしまって
ずっと飲み続けている薬っておかしい。
治療するものを薬と呼ぶのであれば
生理痛を抑えたり、花粉症を抑えたりするものは薬じゃない。
毎月、毎年、シーズン前に飲まなきゃいけないこと自体が
治療していないってことを証明している。
痛みや症状をそうやって抑え続けるってことは
ホメオスタシスが働かないようにアシストしている。
だからそういう妙なモノを摂り入れつづけている心身を
全体系で観察していくと自然からどんどん離れて妙な心身になっていることが確認できる。
カラダが行ないたいことは自力や自家用薬で治りたいのに
便利だから、不安だからと
無知で暴走した大脳はカラダが行ないたいことと真逆のアシストをしているわけ。
カラダに疲労が溜まってきたときや異常感が起きたときに
カラダが発熱して疲労や異常を解消してくれるという体験を重ねていくと
いのちを営んでいる自力、ホメオスタシスの存在を信じられるようになる。
その本能の力が自覚できるようになると
痛かったり、辛かったり、痒かったり
カラダからの「不快」なメッセージが届いても
不必要に怯えなくなっていく。
知的理解では怯えは無くならない。
自分の心身を通しての実体験を通じてのみ無くなっていく。
※いのちの名前をどうぞ