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本当の自分はカラダから湧き起こっている。

整体指導を受けた後にカラダが動き出してくれると

もともと異常を抱えていた人ほど大きな反応が生じる。

一時的な異常や疲労であれば深く眠れるようになれば自然と解消する。

長年に渡っての不調や

長年に渡って服薬を続けてきた人の反応が大きい。


長年に渡って頭痛が起こると頭痛薬を飲んできた人が

ふだんの在り方が辛くて変わりたいと訪ねて来られた。

長いあいだ毎日睡眠薬も常用されていた人だった。


1回目の整体指導後

今までになく大きな頭痛が起きてきた。

それを乗り越えると頭痛が起きる頻度がものすごく減った。

気がついたら睡眠薬を使わず眠れるようになっていた。


ひと月後の2回目の整体指導後

再び今までになく酷い頭痛が起こってきた。

しかも今度は嘔吐を伴う頭痛で

一瞬、救急車を呼ぼうかと迷ったほどキツかった。


けれども1回目の整体指導後に動き出したカラダを体験して

頭痛って、カラダが頭骨を緩めるために起こしているものであって

病気じゃなかったんだと体験で理解できていたことで

酷い頭痛に耐えて過ごすことが出来た。


ぼくは事後報告を受けたのみ。


人生において辛い体験が全くないことなどあり得ない。

肉親との死別は必ずあるし

人間関係や仕事、病気で悩まずに死を迎える人などいない。


いのちを大切にする=自発的な要求を大切にする

ではあるけれど、日常の全てを自発的な要求だけの行動で埋め尽くすことは出来ない。

仲の悪い親の介護であれば自発的になんてやれないもんね。

嫌々だし、日々日々のことだから

認知が進んで、意志の疎通もままならなければストレスは半端ない。

早く死んでくれないかなって願ってしまうことだってあるだろう。

自発性がないから疲労度は増してしまう。


心身がくたびれてきたときに

風邪がひけて、発熱できるようだと

自力で疲労を回復できてしまう。

疲労がある臨界点に達してホメオスタシスが小まめに働いてくれるのであれば

カラダの自然は乱れてはいない。

だから最初に頭痛が起こった時には、それほど自然は乱れていないわけ。


ホメオスタシスが起こした頭痛に病気というレッテルを貼って

排除すべきものと見なして頭痛薬を放りこんだ時点から

カラダの自然は本当に乱れていく。


カラダが行ないたかったことを数十年も封印してきた。

カラダの中の異常を溜め込んでいるダムでは

通常は小まめに放水している。

その放水が頭痛だったわけ。

日々の放水をストップさせて30年が経過。

カラダの中の異常を溜め込むダムは信じられないくらい膨れ上がっていた。




整体指導によって本来放水されるべき働きを再稼働させたことで

普段よりも酷い頭痛が放水された。

そのなかに嘔吐も加わっていた。


でも30年もカラダがやりたがっていた事を邪魔してきたツケだとしたら?


発熱はしないことがいい

風邪はひかないほうがいい

異常は感じない方がいい

不快な感情は感じないほうがいい

そんな1000年前の人間と同じカラダに対する無知。

そこにはカラダとの対話は全くない。


カラダの声

カラダから湧き起こる感情

これらは自分の本音を教えてくれるアラーム。

神、ハイヤーセルフ、本来の自分、源、魂

と、自分がどのくらいシンクロしているかのバロメーター。

だからこそカラダから湧き起こってきたものが感じられる様になりたい。

自分の本音を感じることだけが自愛なのだから。



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