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心の声に従うと自分のことが好きになってくる。
ぼくらが生きているあいだは常に
脳内にふっと思いが浮かんでくる。
思いが浮かんでくることが生きているってことでもあるから
この営みを止めることは出来ない。
悟った禅の老師であっても同じこと。
異なるのは浮かんできた思いをいじくり回さないってだけなの。
どんな思いが浮かんでくるのか
それは今までわたしが体験してきた蓄積からだったり
TV、本、SNSなどの接した情報からだったり
カラダから湧き起こる要求からだったり
誰かがわたしに思いを馳せた気の感応をキャッチしたせいかもしれないし
いずれにしても
わたしという虚空の中から言葉が突如として浮かんでくる。
悟らなくても脳内に浮かんできた思いを静める方法がある。
それは思い浮かんできたことを行動に移してあげるってこと。
今晩カレーを食べたいなあ~
あ~豆大福食べたいなあ~
浮かんできた思いを拾ってあげて実際に食べてみる。
だけども行動しなくっても
こんな思いならば一晩眠れば無くなっちゃっているでしょ。
ところが毎朝起きるたびに
あ~あ、また出勤か~なんて思いが出てきたり
毎日、顔を会わせるたびに嫌だなって思いが出てきたり
何度も繰り返し同じ思いが浮かんでくることがあるでしょ。
そんなときは要注意。
ふと思い浮かんできたことを行動していくと
自分の感覚が信頼できるようになってくる。
不思議と自分に自信を感じられるようになってくる。
なんか凄いことを達成したわけじゃないんだけど
自分のことが好きになってくる。
だから同じ思いが繰り返し浮かんできている時って
自分のことを嫌いになっちゃっていることが多い。
振り返ってみても
もう嫌だあ~が毎日のように脳内に浮かんできていた
カラダに異変が起きていた東京海上で示談交渉に携わっていた時や
KDDIのコールセンターで声が出なくなったときなど
自分が好きって感覚を失ってしまっていたよね。
根拠も理由もなく
ただ自分の中から湧き起こってきた思いを丁寧に扱ってあげるという行為。
自分から湧き起こってきた言葉を大切に扱う。
大切に扱うほどに自分のことが好きになっていく。
繰り返し「もう嫌だ~」って思いが浮かんできているのに
行動をしてあげない
逃げ出してあげない
思いを大切に扱わない=自分を大切に扱わない
という負のループになっていたんだよね。
もし自分の頭の中に
繰り返し浮かんでくる思い
強烈に浮かんでくる思い
が出現してきたら是非とりあげて行動してみることをお勧めします。
意味がないとか
くだらないよねとかコメントせずに
面白がってやってみると自分のことが好きになっていきますよ。
自分のことが好きって
自分の人生を好転させていくうえで一番大切なことだからね。