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目の前で奏でられた寝言。
愉気を受けていて寝落ちしてしまう人は多い。
特に久しく緩められなかった硬結
数十年も緩まることの無かった硬結が緩まった後には
とてつもなく眠くなる。
先ほどまで言葉を交わしていたのに
いきなり寝息が聞こえてくることは整体指導中によく見られる風景。
先日、ゴホゴホ咳が止まらないという喘息の方が来室された。
喘息を生み出している緊張が緩んできたら
耳に聞いたことのない音が聞こえてきた。
モニョモニョモニョモニョ
結構な速い速度の音
音はちゃんと唇を動かして出てきていた。
それは、愉気をしていて初めて遭遇した寝言でした。
愉気をしているのでぼくは両手で触れている。
だから目の前で初めて寝言劇場を目撃することになった。
モニャモニャ、モニャモニャ、モニャモニャ、
ゴニョゴニョ、ゴニョゴニョ、ゴニョゴニョ
全く意味をなさない音が口から出てきていた。
まるで宇宙語みたい。
仰向けになってもらってお腹に愉気をしているときは
ぼくは首根っこを掴んで頭部も含めた上半身を持ち上げている。
その状態でも、目を覚まさずに口から音が奏でられ続けていた。
目の前40CMで繰り広げられる寝言劇場。
その景色を不思議だなぁ~って眺めていたんだけど
よくよく考えてみたら
赤ちゃんはお母さんに抱えられながら変な体勢でも爆睡している。
中には活元運動をしちゃう子だっている。
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気の感応が生じて
安心感を全身で感じているからこそ
妙な体勢であっても深く寝落ち出来てしまう。
寝言だって「わたし」という自我意識が行っていない
無意識運動が行っている活元運動には違いない。
愉気が感応すると相手は眠ってしまう。
だから愉気を介してぼくを信頼していただけた証でもある。
特に初めて来室された方や
女性の方であれば
初めましての男と部屋に二人っきりという状況は
最初は緊張されている方もいらっしゃる。
なので緊張されていた方が寝落ちすると
ぼくにとっては微笑ましい光景なんです。
今日は寝落ちに加えて、寝言という初体験の光景を目撃させてもらいました。
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