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料理苦手なわたしが「おにぎり作家」になった理由
はっきり言って、料理が苦手です。
自分の作った料理をSNSで発信するなんて、わたしとは縁のないことだとずっと思っていました。
なのに気がつけば料理系アカウントを運用し、「おにぎり作家」という肩書をつけていただく現状。ここ2年間で自分に起こった変化は予想外過ぎて、ずっと夢の中にいるような気分が続いています。
noteをはじめたのは今年の2月から。まだ自己紹介ができておりませんでした。
今回は、わたしが「おにぎり作家」になった理由や、今後やってみたいことついてご紹介したいと思います。
すさんだ食生活の先にあったもの
わたしの本業はフリーライターです。といっても現在のところは美容関連の記事を書くのがメイン。ネイリストだった前職の経験を活かして、デザイン紹介の記事を書くこともあります。
職場はおもに「家」。家族は学校や仕事に出かけているので、お昼ごはんはわたし一人で食べています。
1. 料理が苦手。夕飯作りで精一杯
2. 昼休けいは誰にも見られない環境で一人きり
“だったらお昼ごはんは適当でいいじゃん?”
わたしのズボラ心は、日に日に正当性を主張するようになっていきました。お昼ごはんのメニューは、よくて納豆ごはん。ひどいとお菓子のみで済ませることも。
“好きなもの食べているのだから、何の問題もない。わたしは自分に優しく過ごしているんだ。”そんな風に思っていました。
でも……。よくわからないけど、モヤモヤが自分の中に広がってくる感覚もありました。
ある日ふと、“家族にこれと同じ内容のお昼ごはんを出せる?”といった疑問が頭をよぎったんです。わたし本当に、自分を大事にできているのだろうか。大切な人にすることと同じことを、自分にもできているのだろうか、と。
こたえはノー。わたしは自分を適当に扱っていい存在として、ラクばかりを押し付けていたんです。
自分にできそうなことからはじめてみた
このままでは食事の内容だけでなく、心まですさんでしまう。見ないようにしていたけど、栄養バランスが崩れた食生活は体にもよくない。
かといって、お昼ごはんに注ぐ労力も時間も正直言って多くありません。続けられることでないと意味がないから、洗いものが増えたり、食材をたくさん必要としたりするメニューは現実的に難しいと思いました。
そこでふっと思いついたのが「おにぎり」だったのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1652567344651-afhTlnCh4g.jpg?width=1200)
おにぎりなら、究極、ごはんと塩があればできてしまう。それになんだかおにぎりって、ほっこりできて、腹もちがよくて、心も体も満たしてくれる食べものだな、と。
“よし、1日1個。自分のために、おにぎりを握ろう。習慣化する理由付けとして、作ったおにぎりをインスタグラムに記録しよう。”
わたしにできそうなこと。おにぎりの発信はそんな動機からスタートしました。
思いもよらぬ“ありがとう”の声
そうしてインスタグラムでの投稿を続けるなか。
“いつも参考にしています”
“家族のお弁当ネタに悩んでいたので助かっています”
そんなお声をいただくことが増えてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1652576605404-YAzL7ePSoh.png?width=1200)
自分のためにとはじめた記録だけど、こんなわたしでもインスタグラムを通して人様のお役に立つことができるのかな?わたしのおにぎりアカウントに出会ってくださった方達のおかげで、わたし自身はやりがいを見つけることができたのです。
もうこの頃には「自分のお昼ごはん用に1日1個おにぎりを作る」行為そのものは習慣化されていたので、今度は「見てくださる方が“作ってみたい”と思えるようなおにぎりを作ろう」という思考にシフトしていきました。
雑誌編集者から届いたメッセージ
そんなある日、わたしのもとに1通のDMが届きます。
送ってくださったのは雑誌『サンキュ!』(ベネッセ)の編集者の方。とあるお弁当企画の中でおにぎりのご紹介を、といったお声がけでした。
それまでもWEBメディアの記事で取り上げていただく機会はありました。でも、メニューを自分で選び、取材を受け、微力ながらコンテンツに携わらせていただいたのはこのときがはじめて。
平日5日間のお弁当メニューをご提案するという企画で、5つのおにぎりレシピをご掲載いただきました。雑誌が発売される日までドキドキしながら待ったのを、今も鮮明に覚えています。
![FullSizeRenderのコピー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78567646/picture_pc_a05c2cb9d96215e1a299fcf5433f76c1.jpg?width=1200)
▶掲載は『サンキュ!』(2021年5月号)
絶対ムリ!と思っていたテレビ出演
次に転機が訪れたのも、インスタグラムに届いたDMからでした。
メッセージをくださったのは、関西ではおなじみのテレビ番組『す・またん!ZIP!』(読売テレビ)ご担当の方。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78567655/picture_pc_854669cad36c1e3b1066e9f6e77c0335.jpg?width=1200)
以前noteにも書きましたが、最初は「テレビなんてわたしには絶対ムリ!」と思っていたんです。でも思い切って飛び込んでみた結果、すごく学びの多い経験をさせていただくことができ、本当に感謝しています。
▶放送は『まるトクZIP!』(2021年9月14日) 【内容紹介はこちら】
※テレビ出演についてはこちらのnoteでもご紹介しています。
日々おにぎりのレシピが書籍に
そして、去年の12月。「オートミールに特化した朝ごはんのレシピ本監修」にチャレンジさせていただくことになりました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78567280/picture_pc_4900a451e6db64276ed79b6e5f1948f2.jpg?width=1200)
いろいろなご縁があり、たくさんの方にご協力いただいての書籍デビュー。こだわりを形にするのは大変なことも多いですが、その分やりがいがたっぷり。刺激だらけの経験でした。
「日々おにぎり」のレシピと名前が載った本が手元にあること、今もまだ不思議な気持ちですが、とても光栄でありがたい事実です。
こちらもまた機会があれば、書籍発売までの道のりを記事にしてみようかなと思っています。その際はぜひのぞいていただけると嬉しいです。
▶書籍は『ラクうまで続けたくなる!オートミール朝ごはんレシピ(SDP)』(2021年12月10日発売)
「おにぎり作家」としてのこれから
そんなこんなインスタグラムで続けてきた「日々おにぎり」のアカウントも、開設してから2年が経ちました。
2022年に入ってからはラジオ番組『しそまるの全開!金曜日(WBS和歌山放送)』(2022年3月18日)に出演させていただくなど、お仕事のお話をいただく機会も増えてきました。これからもいただいたオファーには積極的にチャレンジしていきたいと思っております。
そして何より。今後も変わらず目指していくのは、「日々おにぎり」に出会ってくださった方が、おにぎり作りにちょっとワクワクしたり、気持ちがラクになったりできるようなご提案。
インスタグラムに限らず、noteなどの執筆でも発信を続けていきたいです。わたし自身が楽しむ気持ちも忘れないように。お付き合いいただけたらとても嬉しいです!