京都へ行こう❣【197】
今回は、宮内庁シリーズの第一弾。
『京都仙洞御所』に行ってきました。
※17世紀の初め、後水尾天皇が上皇になられた際に造営されましたが、1854年に御殿が消失。
現在は、庭園と茶室が残っています。
参観は無料ですが予約制です。
往復はがきやインターネットで希望の3か月前から予約出来ますが、定員を超える申込みが
ある時は抽選になります。
予約は魅力的ですが、天気は運まかせ。
この日は『くもりのち雨』の予報だったので、
キャンセルするか悩みました。
空きがあれば当日現地でも受付可能なので、
晴れた日に行った方が間違いなく綺麗な写真が撮れます。
清和院御門
京都御苑は広いので、どの門から入ればいいのか迷いますよね。
『梨木神社』がある門だと覚えておいて下さい。近くには紫式部と桔梗で有名な『廬山寺』もあります。
こちらを真っ直ぐ進むと、『北門』前に受付の白いテントが見えます。
北門
私が行った時は、門の前に皇宮警察の方が2名待機されていました。この写真は帰りに撮影。
この時は1名で、左の派出所に入られた瞬間に
撮影したものがこちら。
北門の中で身分証明書と許可番号を見せます。パンフレットをもらい、予約の時間まで待機。参観者休所には、お手洗い、コインロッカー、自販機、売店などがあります。
私が今回予約したのは、朝一番の9時30分。
多分、20人近くいました。三脚は不可ですが、全て撮影出来ます。
宮内庁職員のガイドさんより『苔はお庭の命』なので絶対に踏まないで下さいと、最初に説明があります。
京都大宮御所御車寄
大宮御所の玄関で、現在も天皇皇后両陛下や
上皇上皇后両陛下が入洛される際に使用されています。
京都大宮御所御常御殿と南庭
海外からの賓客をおもてなしする迎賓館の役割も果たしているので、内部は洋風。
前庭正面には梅と松、奥には竹林が植樹されているため『松竹梅の庭』とも呼ばれています。
潜り門
この潜り門までが大宮御所で、その先は仙洞
御所の雄大な池と庭園が広がっています。
仙洞御所の池は『北池』と『南池』に分けて
呼ばれていますが、実際には繋がっています。
北池
この場所からスタート。
時計まわりに見てまわります。
阿古瀬淵(あこせがふち)
『六枚橋』が架かる古びた入江に『阿古瀬淵』があります。
平安時代の歌人・紀貫之の邸宅がこの近くに
あったことから、貫之の幼名『阿古久曾(あこくそ)』に由来しているとの説があります。
六枚橋
前にはガイドさん、後ろには皇宮警察官がいるため、橋を無人で撮れませんでした。
説明を聞きながらグループで見てまわるので、
自由に撮影する時間がありません💦
丘の上には、紀貫之の邸宅跡を示す石碑があります。
ゆるやかな曲線を描く池と芝生の汀(みぎわ)が美しい✧*。
鎮守社の鳥居
新緑の中に鳥居の朱色が映えます。
しかも、鳥居前には階段!
石橋
無人撮影は諦めました。写真を撮って前の人がいる所までダッシュします。
池に映る五葉松は、高さが15メートルほどあります。
鷺の森
紅葉橋
北池と南池を結ぶ橋が『紅葉橋』です。
パンフレットには紅葉の時期の写真が載っています。やはり秋が一番人気🍁
八ツ橋
南池に架かる『八ツ橋』には藤棚があるので、
藤の季節も人気があります。
こちらはガイドさんおすすめの撮影スポット。
玉石を敷き詰めた『洲浜』がある事で、池を
より美しく魅せています。
雄滝
滝の手前右側にある大きな平石は、小野小町が和歌の書かれた草紙を洗ったというエピソードから『草紙洗の石(そうしあらいのいし)』と呼ばれています。
『洲浜』には、12万個もの楕円形の平たい粒の揃った石を、池の中まで敷き詰めています。
茶室『醒花亭(せいかてい)』
仙洞御所で、最も古い建物です。
『醒花亭』の名前の元になった、李白の詩が
掲げられています。
古墳
柿本社
柿本人麻呂を祀るお社は、仙洞御所の火災を
守るという意味で建てられています。
蘇鉄山
茶室『又新亭(ゆうしんてい)』
外腰掛
茅葺きと杮葺(こけらぶき)の屋根と大きな
丸窓がある茶室です。(北池にあります)
舟着
今回のトップ写真はこちら。茶室『又新亭』の前にある浅瀬に浮かぶ舟です。
仙洞御所庭園は『池泉回遊式庭園』ですが、
舟から庭園を楽しむ『池泉舟遊式庭園』でも
あります。めちゃくちゃ贅沢✧*。
こちらで、一周しました。
いかがでしたか?
宮内庁のガイドさんは、日本語・英語・中国語を見事に使い分けて説明されていました。
素晴らしい!
秋は人気があるので、予約をおすすめします。
宮内庁シリーズは、まだまだ続きます。
どうぞお楽しみに。