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【木の実と葉っぱ】 木の実も葉っぱもみんな いつかこぼれてゆきます 木の実も葉っぱもいつ…
風の色 晴れた日の空の下 真っ白なせんたくものが 風に揺れています 小さなマンションのベラ…
「かき氷を食べに行きたい!!」 社内の昼休みにみるSNS。そこには映えるおしゃれなかき氷の数…
過去にあった格段にいいことよりも 過去のよくなかったことに 声をかけてあげたいのです 懐か…
【流れ星】 ニセモノの飛行機雲が流れると感じた真昼は、僕たちの本当の空はどこだと思ってし…
【夏の雲】 仕事の出先で 真昼のバスを待っていました 高層ビルとビルの間に見える 長四角の…
「夏は夜」 あんなに眩しかった真昼のすべてが 見渡す限りの夜に包まれています 部屋の窓をひらいた時に 海からのむかい風が 通りすがりのお店で今日 ついつい買ってしまった風鈴を ゆうるりと鳴らしてくれたのです 生まれたての夜の音 薄明りの宵の光に揺れながら 静かに光ってくれたのです 昨日の雨で今夜は ほんのすこし過ごしやすい夏の夜です 眩しすぎるものが多すぎて 手に負えず どことなく疲れていた私のぜんぶが 夏の夜になって響いています どこかに消えてゆきます 夏は夜
【手紙には】 私の生きごとは他人からみれば 他人なんだから他人ごと あたりまえのこと だけ…