憧れのフィーカをした話
フィーカ、という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
北欧スウェーデンでは、午前や午後にフィーカ休憩があり、仕事仲間とコーヒーや甘いものを囲んでお喋りする。……と初めて聞いた時、「日本にもその慣習があればいいのに!」とどんなに羨ましく思ったことでしょう。
仕事に限らず、家族や友達と一緒にコーヒを飲むこともフィーカと言うらしく、「そんな時間があったら、ゆったりと生きられそうだなぁ」と、私はフィーカに対して憧れを抱くようになりました。
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一昨年(2022年)、本屋さんでスウェーデン特集をしている雑誌を見かけました。
普段は素通りしてしまうファッション雑誌のコーナーで私に強く訴えかけてきたのは、ジブリ映画·「魔女の宅急便」の表紙。
「魔女の宅急便」のコリコの町(主人公キキが降り立つ街)のような景色を見にスウェーデンに行きたいと夢見る私には、あまりに魅力的な表紙と中身です。迷わず雑誌を購入しました。
現地スウェーデンの情報はもちろんのこと、日本でスウェーデン料理や、スウェーデン菓子を食べられるお店も特集されていました。
スウェーデンにはすぐに行けなくても、日本にあるスウェーデン料理のお店なら行ける、とワクワクしたものです。
けれど、平日が忙しいのと、休日は疲れているのとで、なかなか行く機会には恵まれませんでした。
チャンスは突然に訪れました。
昨年(2023年)の頭に、両親と鎌倉に出掛けたことがありました。まだ帰るのには時間が早く、どこか寄ろうか、と話していた時、特集にあった「リッラカッテン」さんのことを思い出したのです。
少しコンパクトな感じではありましたが、店内でもコーヒーとお菓子をいただけるスペースがあり、「ちょっとお茶しようか」という流れに。父と母と、まったり過ごさせていただきました。
コーヒーとスイーツをのんびり食べて、沢山話して……、心もお腹も満足たされた私たちは、クッキーやシナモンロールをお土産に、お店を後にしたのでした。
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……という出来事は、実は、1年以上前の話です。なぜ今、こんな話をしているのかというと、最近、私のなかでフィーカがすっかり定着したな、と思うからです。
まさに10時過ぎと夕方に、母と、お茶とお菓子を食べながら、その日それまでに起きた出来事などをシェアして、パワーチャージしているのです。あるいは、家にいない時には、友人たちとカフェでお喋りに花を咲かせています。
リッラカッテンさんには、あれ以降、なかなかお邪魔できていないのですが、家でのフィーカのお供に、こんな素敵なものも見つけました。
実は、1月号、2月号と続けて購入していて、ちょっと皆さんにもおすすめしたくなったので、「家でフィーカしてみたいな~」と思った方は、ぜひチェックしてみてください。
最近は、このリッラカッテンさんのクッキー箱で、母と2人でフィーカを楽しんでいます。
最後に少し、写真をシェアいたします。
1月号
2月号