昔の日記を読み返す時
私は5年日記を使っています。もう3冊目なので、かれこれ12年は、日記を書いていることになります。
「日記を継続して書けるなんてすごい」と言われることもあります。けれど、日記は、少しでも書き始めてしまったら、やめられなくなるというのが私の持論です。なぜなら、書けば書くほど、「読み返す」楽しみが増えるからです。
まだ高校生の頃、私には1年の終わりにその年の日記を読み返す習慣がありました。日記を読み返して自分の頑張ったことや誰かに感謝したいことを思い出し、1年の締めくくりとするのです。
意外と忘れていることも多く「この目標って、今年達成したんだ!」とか、「本当に幸せな時間だったな~、来年も○○をしたい!」などと、前向きな気持ちで新しいを年を迎えることができます。
今ではこの習慣は途絶えてしまいましたが、最近では1か月ごとの振り返りの際に日記を読み返すことにしています。すると、その1か月間に感じた様々な感情を追体験できるのです。
「この日はさすがに出勤したくないって思ってたな」とか「この飲み会に行きたくないって書いていたけど、結局すごく楽しめたんだよね」などと、自分の人生を物語のように読み返す時間は、本当に幸せなものです。
また、私が使っている日記は同じ日付の日記を5年分同じページに書くことができるので、その日の日記を書く際に、必然的に前の年の日記を読み返すことができます。すると、「あぁ~、去年の今頃はこんなことに悩んでたのね」とか「あれからもう1年も経つんだ!」などと、自分の書いた文章を通して一瞬でタイムスリップできた気持ちになります。
日記は、ただその日の出来事を記録するだけではないのです。過去の自分と対話し、未来に思いをはせることのできる、貴重で幸せな時間を生み出してくれるのです。
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この作品は、アドベントエッセイです。クリスマスまでの24日間をワクワク過ごしてほしい、という思いから、「24年の人生で見つけた、24の幸せ」をテーマに毎日1本ずつエッセイを書いています。
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