みねこ

リサーチ・アドミニストレーター。現在はジェトロ・アジア経済研究所の広報を担当しています…

みねこ

リサーチ・アドミニストレーター。現在はジェトロ・アジア経済研究所の広報を担当しています|地域研究・開発研究の成果を広く社会に還元すること、研究機関で働くことの魅力を発信します|興味範囲は中華圏とその周辺|マイブームは怖い映画の鑑賞 ‖ ここで発信する内容はすべて個人の見解です

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  • 研究機関の広報ひとりごと

    研究機関の広報担当者として学んだこと、思ったことをまとめています。

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非研究者でありながら、研究機関で働くということ【自己紹介】

はじめまして、みねこです。 私はいま、日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の広報担当者として仕事しております。もともと、総合職や一般職でも、研究職でもない《研究マネジメント職》という職種で雇われています。 普段の職場では研マネ、研マネと呼ばれています。 私たちに与えられた役割とは何なのだろうか。私たちも日々模索しています。もはや、この「研究マネジメント職」はどんな仕事をするべきなのかを考えることが仕事だ、と言っても過言ではないかもしれない。 事務職員でもなければ

    • 海外旅行を計画できない私が、0歳児との子連れ海外旅行を計画するまで

      こんにちは、みねこです。 先月、初めて生後8ヶ月の息子を連れて韓国・釜山に行ってきました! 東京から飛行機で片道約2時間。フライト時間で見ると、片道約2時間30分のソウルよりも近いのだということに、恥ずかしながら、飛行機を予約するまで知りませんでした。何なら、自分の実家(兵庫県)に帰省する時よりも早く釜山に到着したのでは?と思ったくらいです。 そして、初の子連れ海外旅行が、私にとってすっごく新鮮な経験になって楽しかったので、記事にすることにしました。 今回は、プライベー

      • 組織の中に「新しいもの」を作るということ【わたしの研究所ライフ(後編)】

        ▼前回の記事の続きです。 社会人となり研究所に就職し、産育休に入るまでの約6年間において、私が頑張ってきたことをまとめています。 それは、組織の中に、共通言語のないような全く“新しいもの“を作ること。 前編では、「その1」として研究所公式SNS(旧Twitter)を始めたことについて語りました。後編では「その2」と「その3」を語ります。 その2:みんなにZoomを教えたこと 私が就職した2018年から2024年の間に訪れた大きな仕事環境の変化といえば、新型コロナウイル

        • 組織の中に「新しいもの」を作るということ【わたしの研究所ライフ(前編)】

          お久しぶりです。みねこです。 気づいたら、このnoteでの発信が、とてつもなくご無沙汰になってしまいました。。。30代になり、部署異動もあり、仕事でも私生活でも色々な意味で過渡期を迎えたこの一年。最近になって、色々思うところがあり、ようやく文章を書きたくなってきたので、久々にnoteを開きました。 現在、育休を頂いています。(!) 時間があるときに、自分が社会人になってから産休に入るまでの約6年をあれこれ振り返ってみるのですが、そのたびに、思いの外、色々出てくるな〜としみ

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        非研究者でありながら、研究機関で働くということ【自己紹介】

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        • 組織の中に「新しいもの」を作るということ【わたしの研究所ライフ(後編)】

        • 組織の中に「新しいもの」を作るということ【わたしの研究所ライフ(前編)】

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        • 研究機関の広報ひとりごと
          3本

        記事

          朝ドラ「虎の翼」に出てくる新潟地裁の話と先輩研究者の研究が同じ構図すぎた話

          映画やドラマを見ていると、うちの研究者の、どの研究と共通する部分があるかを考えがちです かなりご無沙汰の投稿になってしまいました…!みねこです。 今期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」。遂に走り切りましたね…! あらすじからして、社会科学の研究機関勤め、女性のキャリアにも色々思うところがありまくりのアラサー女のセンサーが反応しないわけがない…と、いつもよりちょっぴり感度を高くして今作を観ていました。 案の定、アカデミア界隈ではどのように見られているのだろう?と思う描写や、

          朝ドラ「虎の翼」に出てくる新潟地裁の話と先輩研究者の研究が同じ構図すぎた話

          広報の仕事は「問題発見・問題解決」【研究機関の広報ひとりごと③】

          お久しぶりです、みねこです。 だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の記事の続きを公開しておきたいと思います。 広報とは何か。 一番始めに、教科書的な定義として教えられるのは、「経営層の理念を、あらゆるステークホルダーに伝えること、ステークホルダーの声を経営層に届けること」的なものだと思います。 ただ、私は、広報担当者として仕事をすればするほど、広報は企業や組織のお知らせを広く皆にお知らせすることだけではなく、組織の課題を発見し、それを解決することも含めて仕事なのだ、と

          広報の仕事は「問題発見・問題解決」【研究機関の広報ひとりごと③】

          広報の土台となるインナーコミュニケーション【研究機関の広報ひとりごと②】

          こんにちは、みねこです。 以前公開した記事で、研究所の広報担当者がやるべきことは「研究所の、内側と外側、あらゆる人たちとの関係性づくり」「種をまく仕事」だと書きました。 この「あらゆる人たちとの関係性づくり」において、「内側(=同じ研究所や組織に属している人たち)」を含んでいるところが、個人的には一番重要!だと思っています。 私たち広報担当者が、色々なところに種まき活動をしていくためには、いかに同じ組織の人たちから情報を集められるかにかかっているからです。 広報担当者が

          広報の土台となるインナーコミュニケーション【研究機関の広報ひとりごと②】

          「研究マネジメント職」は”推し活”である。【#天職だと感じた瞬間】

          こんにちは、みねこです。 ジェトロ・アジア経済研究所、通称「アジ研」で、研究マネジメント職として働いています。 これまで60年以上にわたって、アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカなどの開発途上国・新興国の調査研究に取り組んできた学術機関です。 国内でも最大級の規模を誇る私たちの研究所は、地域研究、開発研究に取り組む研究者たちが100人以上在籍しており、さらに、開発途上国・新興国に関する世界中の資料を約70万冊も取り揃えた専門図書館が付設しています。 「非研究者」であり

          「研究マネジメント職」は”推し活”である。【#天職だと感じた瞬間】

          「広報」は種をまく仕事。芽が出るときもあれば出ないときもある。【研究機関の広報ひとりごと①】

          こんにちは、みねこです。 現在、研究所の広報担当者として仕事をしております。 広報の仕事を担当し始めて思ったこと。 「◯◯を広報してください」と言われるときの「広報」が、SNSやらニュースレターやらプレスリリースやら、とりあえず各種媒体にお知らせを掲載してください、を意味するとき。 それって、厳密には「広報」じゃなくて「宣伝」だ、と。 自社の商品…すなわち私たち研究所で言うところの、本・論文などの成果を「宣伝する」だけで終わりならば、それは研究所の広報担当者ではありま

          「広報」は種をまく仕事。芽が出るときもあれば出ないときもある。【研究機関の広報ひとりごと①】