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コロナ対応を中心とした食料品など…その12(自宅療養向けの初期備蓄品…体調不良時の食事のこと その2)

現在、COVID-19での第5波のピークを迎えて、首都圏、東海地方、関西圏、九州、沖縄など まだまだ全国に猛威を振るっている状態です
そのために、病院もCOVID-19対応をしているために、何らかの体調不良で救急車を要請してもなかなか搬送先が決まらない、搬送していただけない状態になっています。体調を崩して病院を受診しても、外来での処置のみで入院が出来ずに自宅療法になることも多くなってきます。

まだまだ、第5波は続いていますので、少しでもCOVID-19の変異株からの感染を予防する対策をしていくことも大切です

体調不良が悪い中での療養期間を乗り切るためにも自宅で過ごすための事前準備も必要となってきます

コロナに感染すると発熱、咳や痰、下痢、吐き気、味覚障害や嗅覚障害など様々な症状がでてくることがあります。
発熱や咳や痰、下痢、吐き気などは、コロナ感染だけでなく、一般的な風邪や喘息、胃腸炎などでも起こりやすい症状になります

コロナの感染拡大の面から体調不良などの時にも備えて日常備蓄しておく、購入しておくと良いものを、複数の疾患を持ち患者歴が長い私自身の患者としての体験、管理栄養士の視点から考えてみたいと思います

今回は『体調が悪い時』全般の食事のことについてになります

コロナの感染拡大の面と台風が発生し接近、上陸する恐れがある両面から、できるだけ備蓄しておく、購入しておくと良いものを 患者歴が長い私の患者の視点、管理栄養士としての視点から考えてみたいと思います
今回は、主にコロナ感染など体調不良時の面で必要な備蓄食品をあげてみます

【備蓄食品について】

★主食系での備蓄
・味がうすくあっさりとしたもの、さっぱりとしたものが美味しいと感じる場合 味が濃いめのもの、甘いものがが美味しいと感じる場合もあり、その時の体調などにもより千差万別です。
また、冷たいそうめんやうどんなどの麺類の方が、熱がある場合にはご飯やパンよりも食べやすいことも多くあります

味覚が鈍くなる、特定の味だけ強く感じることなどの症状が出ることもあるために 色々な食品を少しずつ備蓄しておかれると無難ですただし、消化が悪いラーメンは胃腸にも負担がかかるのであまりお勧めはできません

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★飲み物、氷菓、ゼリー、おやつ系での備蓄

・甘い飲み物、甘くない飲み物、塩味のある飲み物など 様々なタイプのものを揃えておかれると 味に飽きも来にくいですし、特定の味が辛い時等にも対応が可能になります

経口補水液やスポーツドリンクが苦手な場合には、みそ汁などの塩分を含むものと甘いタイプの飲み物を飲んだり甘いものを食べたりし、そこに普通の水分を追加するだけでも、塩分や糖分、水分の補給もできますので、経口補水液やスポーツドリンクにこだわる必要はありません
体調に合わせて飲み物は選択されてください

冷たく口当たりがよいものだと、発熱している時や体力を消耗しているときでも食べたすいものになります

・果物に関しては、保存性も良く、発熱しているなど体調が悪い時には、食が進みやすいので、皮つきの果物やカットフルーツ、缶詰などを含めてフルーツはお勧めできる備蓄品です
オレンジやリンゴ、キウイなどの皮がある果物の場合には、包丁などの刃物で1/2,1/4に切るだけ、スプーンで掬える程度の断面をつくるだけなど、できるだけ包丁で切る作業が少なくするようにされてください

飴やタブレットなどがあると 喉の痛みがあるときにやわらぎます

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★おかずや調味料系での備蓄

調味料系は味を調整をするのにも使えます
砂糖と塩は、経口補水液を手づくりする場合には必要な材料になります
魚肉ソーセージは常温保管できますし、やわらかいのでそのままで食べて美味しいですし、スープなどの料理の中に入れてもおいしくいただけます
卵豆腐は、だしで塩味系の味なので、甘いものに飽きたときなどにも食べやすい食品ですのでお勧めです
サラダ用のカット野菜だと冷蔵庫から出してそのまま食べることができるのでお勧めです

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簡単に列記すると上記のようなものがお勧めできます
基本的には、食べたいと思える食品を無理のない範囲で。少量でもいいので食べてください。
少なくとも水分(塩分系・糖分入りのものを含めて)だけはしっかりととって脱水症を起こさなようにされてください
体調不良は非常に長期に及ぶものではないので、とりあえずは食べらるものを少量でも食べたり、飲んだりするという形を優先してください 
短期間ですので、栄養を重視よりも食べられるものを食べるという形が体力の消耗も防げます

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