プロも、まずは自分のことが知りたくなる
たびたび、 ヘッドスパ、オンラインセミナーからの話になります。
セミナー2日目は、母校のシャンプー実習室を お借りしてのセミナーでした。
自分の事、として捉える
受講者は、みなさんプロのエステティシャンなので、現場で活かせることを!ということで、 頭皮の話や日本のヘアサロンでヘッドスパをするとしたら、を実技を交えてお話しますが、 まずは自分の頭皮はどうか? という話をした時点で、 だいたいの人はハッとされます。
☆自分の頭(頭皮)が硬いのかわからない ☆頭皮の色を見たことがない。 ☆何を使って、どのようにケアしたらよいのか、わからない。 ☆そもそも、私にはどのシャンプーが合うのか?
という反応の人がほとんどです。
もちろん、自分のエステサロンでヘッドマッサージを導入するために、とか 頭皮ケアに詳しくなりたい、ということで勉強に来てくれていますが、 自分の悩み、気になることへの対処の仕方などの質問が多くなります。
自分も悩みがあるからこそ、人の悩みも共感できる
美容学生にしても、エステティシャンにしても ヘッドスパの話の前に頭皮の話をし、頭皮チェックの話をすると、だいたいの人が 「私の頭皮ってどうですか?見てください!」 と声をかけてくれます。
自分のことが気になる。 その気持ちはよくわかります。
私自身もそうですが、 人が心理学や○○分析、〇〇チェックなどに興味を持つのは、 自分自身のことを知りたいから。
心理学は内面的なことになりますが、 自分のことを知りたい!という気持ちは、肌、髪など身体の外側の部分にもいえること。
また、気になることがあったり、悩みがあれば、同じ悩みの方の気持ちも理解できますし、 それらの悩みを解消し、改善されれば、 人(お客様)にも実例として、体験談をお伝えし、 また、さらに共感し合えます。
結果だけでなく、経過(プロセス)や感情の共感が お客様の安心感にも繋がるので、とても大切なことだと感じます。
プロとして、説明したい!
自分のことも気になりつつ、
産後の抜け毛について、や 髪は一度薄くなってしまったら、もう復活しないのか? 全頭ブリーチをしたら、その後、頭皮や髪の元気がない気がするという人へのアドバイスは?
など、具体的な質問もありました。
それらはプロの美容家(エステティシャン)として どこまで誠実に答えられるか、 アドバイスできるように、と 考えているのがよくわかります。
そういう質問があるたびに、自分自身も 誠実に答え、一つでも多くのことを伝えたい。と感じさせてもらいます。
教える側に立たせてもらって気づくこと。 学ばせてもらうことはたくさんあります。 これはとても、有り難いことです。
これからも、一人でも多くの人に ヘッドスパの魅力、頭皮ケアの重要性や楽しさ、心地よさを伝えていきたいです。
Aya Horiguchi