誰一人、傷つけたくない人
Netflixのドラマに出てくるカップルを見ていて、思い出したことがある。
すごく若いというか、今よりさらに何もわかっていない幼い頃だったけど、よく、覚えている。
夫の前に付き合っていた彼は、夫の友達だった。
夫は私を見たとき、「この人だ」と思ったらしい。
(普段、1に野球、2に仕事、3に子供、、、妻は何番目だ?ってくらい興味を示さない風だから、そんなことずっと全く知らなくて、数年前の大ゲンカの時に初めて聞いたし、今聞いたら照れて「そんなこと思ってない」とか言い出すのかもしれないけれど・・・)
当時付き合っていた彼は、今考えると、お互い”恋愛”っていうんじゃなかったのかな、って思う。
周りが誰かと付き合うのが当たり前で、お互い若かったのもあって、”Like同志”ではあったから、だんだん”Love”になるのかな?と、付き合ってみたんだけど。。。
実際付き合ってみると、なんだか、違った。
聞けば聞くほど彼の好みは私のような女性ではなくて、
私より男友達と遊ぶほうが大事だった。
(結婚生活においては、お互いの趣味・友人と過ごす時間を優先にする時がなくては続かないと思うけれど、当時は若かったからイチャイチャしている周りのカップルと比べて、彼女を優先にしない意味がわからなかった)
私は私で、付き合う=なんだろう?みたいな。
”結果が出ない数学の問題”みたいに、ぐるぐる考えていた。
今考えれば、"Love”ではなかったし、合わなかった。
付き合う対象ではなかったのかもしれない。
「おへそはさ、俺よりももっと相応しい人がいると思うよ。
俺なんかと付き合っていたらもったいない」と。
(今になって考えると、彼の横で「おへそちゃんに連絡してみてもいい?」と、付き合っているって宣言しているのに図々しくも横取りするタイミングを狙っていた、夫のことだったのかもしれないけれど 笑)
別れることになった。
そこで、Netflixに出てくる、”彼”である。
これもまた、感覚で捉えすぎていて問題になりそうなので、タイトルは伏せておく・・・
全くもって
個人的な意見なので、賛否両論があると思うけれど
私は、世間一般で良しとされる、”優しい人”・”いい人”が好きではない。
薄っぺらさを感じるし、嫌悪感を感じることさえ、ある。
この、Netflixに出てくる”彼”は別に
いい人を演じたいわけではないし、正解を目指しているわけでもないから
見続けることができたんだけど
でも、、、考えてみてほしい。
自分にとって都合のいいところだけを取ろうとしていないだろうか?
「誰一人、傷つけたくない」と言いながら、
周りの人間を
大いに悩ませ、深く傷つけた結果、
すべてのことをリセットしてしまっている。
それに、
「俺にはもったいない、君にはもっと相応しい人がいるはず」
↑ 一体、どこからの発言なんだろう?
彼女のことを大切にできないから別れを宣言している、
他人に戻ると言っているのに、
その彼女に対する相手にまで言及しないで
どうか、放っておいていただきたい。
と
感じてしまうのは、私だけだろうか。
ふと、遠い昔の記憶と重なった
不思議な感覚がした、瞬間だった。
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