ヘーロー

3兄妹絶賛不登校のママ。子ども達のHEROでありたいと思いながらヘロヘロな毎日。不登校の中で葛藤する一家族の話。日本中の葛藤している家族へ届けたい。思いある先生にヒントを与える一つの事例になれば良い。そんな思いで綴っています。『不登校』の認識を変える、新たな視点を探しています。

ヘーロー

3兄妹絶賛不登校のママ。子ども達のHEROでありたいと思いながらヘロヘロな毎日。不登校の中で葛藤する一家族の話。日本中の葛藤している家族へ届けたい。思いある先生にヒントを与える一つの事例になれば良い。そんな思いで綴っています。『不登校』の認識を変える、新たな視点を探しています。

マガジン

  • 不登校児の親の思い

    不登校児の親もまた、不登校の子と同じように見悶えている。いや、自分ではどうすることも出来ない無力感に、子ども以上に気を病んでいるかもしれない。我が子が可愛くない親はいない。不登校は、愛情不足ではない。苦しむ親を軽くしたい。親は、君たち子どもを、すごく思っている。

  • たこのエピソード

    たこは3兄妹の長男。現在寡黙な少年。幼少期は行きたい所へ一直線。やりたい事に一目散な子ども。親の言うことは昔も今も聞かないけれど、頭の中で考えていることは、どうやらとても深そうだ。そんなエピソードをまとめました。

  • ぴこのエピソード

    ぴこは兄妹の真ん中っこ。正義感が強くて、ルールをしっかり守りたい。人が好きで、面倒見が良いが、心無い言葉には深い深い傷を受ける。たくさんのモヤモヤを抱え込んで、どうしたら良いのか色々考えている。ぴこは、優しい子だ。

  • 学校に出来る事

    先生にも思いがある。不登校の子どもたちにも思いがある。きっと歯車が少しズレただけだ。学校は、多数派や、慣習、常識、ルールで子どもを縛っていないかな?先生は、『その子』の事を見てるかな?きっと寄り添える。学校は楽しい場所であって欲しい。

  • ちぃのエピゾード

    ちぃは我が家の末っ子だ。とても活発な女の子。思っていることもすぐに言語化する。大人がドキリとする発言もするし、親や兄姉のことをよく見ている。洞察力の優れたちぃ。そんなちぃのエピソードを紹介します。

最近の記事

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不登校について考えるの話

自分の心を整える 長男たこ・長女ぴこ・次女ちぃは、不登校だ。 不安定登校をしていたが、もう、2週間、誰ひとり、1ミリも学校に行っていない。 立派な不登校だ。 夜は、「明日は行こうかな」とたこは言う。 「明日は心の相談員さん来る日だ!ちぃ、行く!!」とちぃも言う。 しかし、朝にはホットカーペットに張り付いて、惰性的にテレビをつける。 任天堂SWICHの電源を入れてプレイしだす。 母だって、そんな様子を怪訝に思わない訳はなかった。 「昨日の夜の、挑戦する気持ちはどこに消えた

    • 育児と動物のしつけについて

      【移住した頃の話】 長男たこは中学1年生。今年の5月まで正式な不登校をしていた。しかも明るいやつじゃなくて、割と精神漆黒系の不登校だった。(母の主観強め) 妹たちももれなく不登校で、家で身悶える日々を過ごしていたのだが、母親である私がバーンアウトしたことをキッカケに、 「皆の者!!自然の中で暮らすぞ!!」と竜巻のように関東の家を引き上げて、私の実家である島に移住した。 島の人間は、心は清いが口が悪い。都会育ち(?)の我が子達には、私の親族の叱咤&叱咤&叱咤&時々僅かな激

      • 子どもに”甘い”とは?

        長男たこ、長女ぴこ、次女ちぃは激しい暗黒の不登校を2年余り、今年の5月までやっていた。 そして今日、久しぶりの本気の行き渋りがあった。次女のちぃが、校門の前で座り込んだ。6月に移住して、2学期も半ばに差し掛かった10月中旬の出来事だった。 【パパの帰省】 私の祖母の3回忌が行われるにあたり、10月の連休に、関東で仕事をしている夫が帰省した。 6月に島に移住してからというもの、親戚のおばちゃんや、実家の私の両親には、特に子どもたちの登校に関して、大変にお世話になっており、私

        • Uターン後の生活

          長男たこ、長女ぴこ、次女ちぃは、激しく不登校だった。今年の4月、進学、進級した子どもたちがやっぱり学校に行かない。無気力や癇癪や落ち込みが日々繰り広げられ、家族でかなりこじらせていた。母は結構、参ってしまった。 【移住】 この6月、私は子どもたちをつれて、田舎へのUターンを決意した。 母が4月末にバーンアウトしてから、3週間。異例のスピードで決断し、最後の力を振り絞って引っ越しをした。 子どもたちは、海や山に囲まれた自然豊かな環境に、活力を取り戻しているように見えた。学校

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        不登校について考えるの話

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        • 不登校児の親の思い
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        記事

          今日、お母さん辞めます

          特段、何かがあった訳では無い。 不登校の3兄妹との日常も、そつなくこなしていた。 ある朝、急に虚しくなってしまった。それは、いつもとなんら変哲のない、日常だった。 日常朝4時半に目覚ましが鳴る。昨日は22時過ぎても寝れなかったんだ。体が重い。布団の中でまどろんで、起き上がって時計を確認する。5時半。あぁ、起きるまでに1時間過ぎてしまったか。調子、あんまりよくないかもな、なんて考える。 カーテンを開けてお湯を沸かす。今日も一日をはじめなくちゃ、と思う。手帳を開いて予定を確認

          今日、お母さん辞めます

          言わなくていいこと言わないって大事

          心が安定している、とか、安心できてる、とかそういう状態って、『大好きな人に囲まれている時』じゃない。『周りに誰も嫌いな人が居ない状態の時』だよ。と、いつかみたYouTubeで言ってたな。 私は最近、とても心が堕ちているのを感じる。 嫌いな人が生まれかけているのも感じている。でも、諦められないでいる。嫌い!さいなら!と言えたらどんなに楽だろうと思う。 でも心が抵抗する。話せば分かってもらえるはずだ。こちらが軟化すれば、相手もほぐれるはずだ。大丈夫、きっと関係は修復できる。そ

          言わなくていいこと言わないって大事

          「許せること」と「譲れないこと」

          新学期長男たこ、長女ぴこ、次女ちぃは、昨年より引き続き不登校ではありながら、気が向いたら極々稀に学校に行く日もある。 そんな中で、新年度を迎え、昨年まで許されていたことが、新年度はできない、という事もいくつかある。 小学校で許されていたことが、中学校ではできません。であったり。 小学校でも、先生が変わり、価値観がまた少しづつ変わっていく。 ”良い””悪い”ではなくて、疑問に思う。それぞれの人に、物事を判断する尺度があって当然だけど、それを他者に”押し付ける”のは違和感を感

          「許せること」と「譲れないこと」

          親の抱える「問題」の問題

          戦友(不登校を一緒に戦ってきたママ友)の考え方、問題の捉え方に沢山救われてきたことがある。その一つに、この『親の抱える問題の問題』というものがある。 パッと聞いただけでは、理解できないロジックだと思う。 けれど、ロジックを解いて理解すると、確かにそうだよな、と思う。 親の問題について子育てをしていて、「躾がなってない」とか、「親が親なら、子も子だ。」とか、「この親にして、この子あり」と、色々とネガティブな側面で親子を揶揄されることがある。 我が家は子どもが3人不登校にな

          親の抱える「問題」の問題

          新学期の変化とマネジメント

          新学期が始まった。昨年より不登校の3兄妹。 たこは中学に入学した。ぴこは4年生。ちぃは2年生になった。 昨年の3学期、「子どもたちが精神を破壊して、自尊感情を保てないのならば、学校に登校するというのは選択肢の一つとして捉えればいい。自分を壊しまで行くところではない。」と母としても腹落ちさせたつもりだった。 しかし、スタートダッシュの新学期。やはり気持ちが揺れる。 学校に行って新たな学年、環境を覗いておいで、という気持ちが強まる。 母よりも夫が、その思いに苦しみあぐねてい

          新学期の変化とマネジメント

          子どもの話に心底感心した話

          子どもたちの話を聞いていると、思いがけず、ドキッとすることがある。 素手で心臓を掴まれたような。のど元に刃物を突き付けられたような。 子どもたちは世界の真理をもう見ている、という事が往々にしてあるのだ。 大人はきっと、処世術として身に着けた、常識、慣例に飲まれて、思考を停止してしまっているんだろう、と反省する。 イルカくんの話 たこの友人のイルカくんは、とても思考の深い子だ。たことは保育園来の友人だ。たことイルカくんは、極端にかけ離れている考え方をする所があり、どうし

          子どもの話に心底感心した話

          子どもを信じる事と子どもを守る事

          信じる根拠を示してください 長男たこ・長女ぴこ・次女ちぃは不登校だ。 もう年度も替わろうとしているのに、一歩たりとも学校へ向かおうとしない。 来年度、当たり前に学年がひとつ上がるたことぴことちぃ。。たこは中学生になろうとしてる。ちぃは漢字どころか、カタカナもあやふやな状態で2年生だ。 我が子は大丈夫!生きる力はきっとある!! そう自分を洗脳しようとしてきたけれど、信じるにはそれに付随する根拠が必要だろう!と最近強く思う。 人の信用を勝ち取るには、自分がどれだけ努力を見せ

          子どもを信じる事と子どもを守る事

          お金の詐欺に会いかけた話

          お金に対する危機感 私は現在、小学生3人を育てる母親である。 私がお金について考え始めたのは、つい最近の事だ。 きっかけは、子どもの不登校。 我が子たちは、3人兄妹、揃いも揃ってもれなく全員不登校となった。不登校についての詳しい話は、別段『不登校育児奮闘記』の方でお話していきたいと思う。 子どもが全員不登校になり、すったもんだあって、母である私は、気を病み、休職に追い込まれてしまう。 今は、傷病手当をもらい始めているのだが、今までの金銭感覚で買い物を続けていたら、月末

          お金の詐欺に会いかけた話

          『優しさ』のはき違え

          母がお手伝いを依頼する人長男たこ・長女ぴこ・次女ちぃは、不登校中だ。 今回は長女ぴこの話をしたいと思う。 長女ぴこは、とても面倒見の良い女の子だ。「優しい子だね。」と褒められることも、彼女にとっては日常だった。 母も、ぴこの“優しさ”に甘えて、お手伝いを依頼するのはいつもぴこだった。その事実に気が付いてもいなかった。 ぴこは、喜んでお手伝いを引き受けていたし、母も何も考えずぴこにお願いしていた。 しかし、ぴこの様子が少しずつ歪み始める。 お手伝いを「やだ」と理由もなく断る

          『優しさ』のはき違え

          人を頼る 話

          家庭の波線長男たこ・長女ぴこ・次女ちぃは、最近はほとんど学校に行っていない。 日がな一日メディア漬けだ。 母はこのままでは、いけないなぁ。なんとかしないと『ひきこもり』が悪化していくなぁ。とゆるりと考えている。 どうしてこんなに悠長に構えているのかと言うと、叱咤激励を毎日繰り返し、親子で潰れた時期を経験したからだ。 「どうして学校に行けないのか」尋問を繰り返した。 「このままであなたたちはどう生きていくつもりか」言い換えれば、「何も成さない君たちは生きて行けない」と未来を

          人を頼る 話

          善意のすれ違いの話

          大人側の根底にあるもの長男たこ・長女ぴこ・次女ちぃ、は今日も今日とて不登校だ。 両親は、不登校の今の状態を、全て肯定している訳ではない。 学校に行っている頃より、家に居ることで子どもは元気になった。それは良かった。 登校して、勉強して。そんな『普通』を出来ない自分にストレスを感じ、苦しんでいる我が子の姿を見ていたので、家で今、リラックスできている子どもたちに、安心しているのも本当の気持ちだ。 しかし、いつまでも、リラックスしていて良いのかい?とも思う。気持ち安定して、余裕

          善意のすれ違いの話

          中学面談と前例踏襲

          今回の記事は、学校の先生への投げかけになる。そして、学校で生きづらさを抱える子ども、保護者への投げかけでもある。学校とはもう関係ない、という大人も含め、みんなで考えたい、今の学校の問題提起だ。 たこの逡巡長男たこ・長女ぴこ・次女ちぃは、不登校をしている。 たこは現在小学校6年生で、4月から中学校に上がる。小6の夏休みに、色んな選択肢を提示したが、たこは友だちが多く進学する、地元の中学を選択していた。 母は事前にたこに話をした。 今日は、中学校に行って、話をする。自転車通学

          中学面談と前例踏襲