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ダイエットの本質は「生き方の再構築」⑦最終回

「肥満は社会課題」ダイエットの本質は自己変革

ダイエットって、ただ体重を減らすことじゃない。

わたしが本気で取り組んで気づいたのは、 「痩せること」は目的じゃなく、結果でしかない ってこと。

そして、ダイエットを通じて見えてきたのは、 「肥満は単なる個人の問題じゃなく、社会全体の課題だ」ってこと。


肥満は、わたしたちの生きづらさとつながってる

「痩せたい」と思うのは、自分の体型を気にしてるから。 でも、それだけじゃない。

医療的な問題(生活習慣病・心臓病・糖尿病のリスク)
いじめや偏見(「太ってる」というだけで弄られる)
家庭や環境(食習慣、生活リズム、家族の影響)
メディアの価値観(「痩せてる=美しい」の押し付け)
貧困と肥満(安価なジャンクフードの誘惑)

肥満に悩む人が直面するのは、 「見た目」だけの話じゃない。
社会の価値観、環境、医療制度、教育… いろんなものが絡み合ってる。


貧困層の肥満:「食べないから痩せる」は幻想

「貧困=痩せている」というイメージ、 実は間違いなんですよね。
貧困層ほど肥満率が高いというデータ、 実際にいろんな国で出てます。

なぜか?

安価で手軽な食品ほど、炭水化物(糖質)が多く、カロリーが高い
栄養価の高い食材(野菜・魚・ナッツ)は高価
自己投資する余裕がない
ストレスやメンタル負担が食べることで発散されがち

つまり、 「お金がないと、栄養バランスの取れた食事が難しい」 「適切な栄養指導を受けたり、運動指導を受ける余裕がない」という現実があるんです。

わたしも新卒で入った会社がくそブラックで夜中まで働いていていました。
そのころは、安くてお腹が膨れるものばかり食べていたので、かなり太っていました。恐ろしくて計ったことはないのですがおそらく100キロを超えていたんじゃないかと思います。
コンビニのおにぎり、菓子パン、カップ麺、1つ100円前後の炭水化物ばっかり食べてましたからね…😅

「安くて太るものばかり食べる」 →「健康を損なう」 →「医療費がかさむ」 →「さらに経済的に苦しくなる」

この負のループ、めちゃくちゃ多い。

だからこそ、 「肥満は社会問題だ」 ってことをもっと伝えたいんです。

安くても、健康的に食べる工夫。 お金をかけなくても運動をする方法。
これがないと、「肥満の社会課題」は解決しない。


ダイエットに本気で向き合うと、過去と向き合うことになる

わたし自身、ダイエットを始めてから、 子どものころの嫌な記憶がいっぱい蘇ってきた。

「デブ」「ぶた」「ブス」って言われたこと
家族からのプレッシャー
太ってることで受けた偏見

こういうのって、 ダイエットする前は「仕方ない」って思ってたんです。

でも、痩せるプロセスで気づいた。
「肥満は、わたし個人の問題じゃない。社会が作ったものだ」

家庭の食事習慣、教育、 ルッキズム、医療の対応。
社会は「太ってるのは自己責任でしょ?」って簡単に言う。

……本当に、そうなの?

「太りやすい環境」(安価な炭水化物が食卓に並ぶなど)で育った人は?
「食べることが唯一のストレス発散」の人は?
「運動が苦手な」人は?
「病気や薬の影響で太っている」人は?

「自己管理ができないからデブ」って、 そんな単純な話じゃない。


「ダイエットとは自己変革」

このシリーズを通して伝えたかったのは、 「ダイエットとは、自己変革のプロセスである」 ってこと。

痩せることで、心も変わる
心が変わることで、生き方も変わる
生き方が変わることで、未来が変わる

わたしが今もダイエットを続けられてるのは、 「痩せること」だけを目的にしてないから。

目指してるのは、 「自分をもっと好きになれる未来」

「ダイエット=痩せること」じゃない。
「自分の人生を再構築すること」なんだよ。

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