大切なことを忘れたくない
前に梅仕事をしたという記事を書き、
2ヶ月近く経って気づいたことがあった。
それはたゆたうように、そしてじっくりと生きる大切さ。
梅仕事は工程が多い。
現代人にとってはレベルが高いなあと思う。
でもそれは今まで先祖代々ずっと伝えられてきたもので、現代の様子の方がおかしいのかもしれない。
現代はあまりにも合理的で効率的、ロボットのようにミスのない仕事が求められ、多くの人は自分で作物を作ることもない。
種から苗が育ち、木になる時間を人間は待てなくなっている。
生きるということは、
命を育ててありがたくいただく。
そしてまた命を繋いでいくというサイクルに自分を組み込むことなのだと思う。
自然は時間の流れがもっとゆっくりで、
たゆたうように、どっしりと、深呼吸をするように生きていると思う。
私たちも自然から生まれた生き物だから、
きっとゆったりと生きることができるはず。
車に乗って目的地に向かうのもいいけれど、
歩いて見つけた、道端の名もなき花に笑みをこぼす幸せを忘れてはいけない。
..なんて、スケールの大きすぎることを書いてしまった夜11時。夜はこういう話が頭を駆け巡る。