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Haru@要介護5の母と家族の物語
2022年2月4日 23:30
母が手術をした当日の昼に遠方で一人暮らしをしている大学生の妹が電車で自宅にやってきた。妹はまだ大学3年、突然の出来事に驚き一人暮らしをする家で不安な夜を過ごしていただろう。妹の大学はコロナウイルスの影響で、オンライン授業が続いていた。そのため、大学がある期間もしばらく実家で過ごすことができるようになっていた。3人兄弟がようやく揃って、母が救急で運ばれるまでの経緯を私や弟から伝
2022年2月3日 22:37
母の手術が終わった後、私は疲れ果ててベットで寝たが1時間おきに目が覚めてしまい7時には寝ることを諦めた。起きるたびに、悪い夢でも見たんじゃないか。現実で起きてることじゃないんじゃないかと思って昨日の記憶を何度も思い返していた。私以外の家族も、私が起きる頃には起きていた。きっとみんな眠れなかったのだろう。父はいつもと変わらずに仕事に行った。父は母が入院した日も、少し時間が経った
2022年2月1日 21:41
母が救急車で運ばれ、自宅に帰ってきた後、すぐに病院から父へ電話があった。「再度出血をしているため手術をします」手術の説明を聞くために父1人で病院に行った。手術をしても血が止まらなければ、亡くなる可能性があることと、手術をして一命を取り留めたとしても、意識がないことや重い後遺症が残ることは覚悟してほしいと言われていた。私はただ言葉を失い泣くしかできなかった。「ママは死んじゃうの?」
2022年1月31日 22:47
救急で運ばれた後、実家へと帰ってきた。そこで弟から、救急車で運ばれるまでの母の様子を教えてもらった。------夕方ごろ自宅の三階にいた母が一階にあるリビングに降りてきた。突然の頭痛・めまいに襲われ、椅子に座ったまま頭を押さえていた。異変に気づいた弟は、リビングの横にあるソファに母を寝かせた。その後強い吐き気があり母は急に吐いてしまった。また、トイレに行きたいと言い出したが
2022年1月31日 21:56
2021年6月27日。仕事の残業中に、弟からの着信があった。「ママが救急で運ばれた」突然の出来事に驚き、急いで荷物をまとめて職場を出た。5年ほど前、脳梗塞で倒れたことのあった母だったため、手の痺れや呂律が回らないなど、軽度の症状で済むだろうと思っていた。この時までは。最寄りの駅からタクシーに乗り、病院へ向かった。病院に到着すると、処置室の前の椅子に父と弟が座っていた。私が到着する前