AIに認知の歪みを解消してもらう試み【認知行動療法】
AIを活用した認知行動療法の可能性を探っています。
良いトレーナーは良いプレーヤーであるべき
認知行動療法(とその発展型であるスキーマ療法)の第一人者として知られる伊藤絵美先生の「世界一隅々まで書いた 認知行動療法・認知再構成法の本」という書籍を読んでいます。
この本の中に、こんな一文がありました。
はっ、とさせられました。
いくら身内用とは言えCBTのメソッドを応用した認知行動療法AIチャットを作ってみた(そしてその可能性を探求している)身として、自分でそれを使いこなせていなければいけない、と。
でないと、そのAIを使ってどうこうとか言ったところで信頼性がゼロな訳ですから、少なくとも自分で効果があったと言えるところまで使い込んで(同時に作り込んで)いかなければいけない、と。
自作のAIチャットで自動思考を修正してみた
ということで、さっそく自分の自動思考(認知のゆがみ)を取るべく、モヤモヤを自作AIチャットに投げてみることにしました。
私は典型的なAC
私は以下のACの特徴のかなりの部分に「はい」が付くような典型的なAC(アダルト・チルドレン/アダルト・チャイルド)で、しかもAD/HD持ちのため、特に社会人になってからは相当苦労しました。(いつか機会があればそのことも記事に書くかもしれません)
そんな私も社会人生活20数年で、よっぽど自分のAC性に悩まされることもなくなってきましたが、でもやはりふとした瞬間にネガティブな自動思考が頭をよぎる時もあります。
普段はそのネガティブな思考を無視するか、自分で思考を軌道修正することができるのですが、今回はあえてそういった頭をよぎるネガティブな自動思考を「つかまえて」、AIチャットに投げてみました。
ACの自動思考を「つかまえ」てAIに投げてみた
ちょうど、先週末オフラインで一緒に仕事をした同僚から、金庫のカギが見当たらないと連絡が来たところでした。
実際にはドキッとしたのは一瞬で、すぐに思考は修正できていた(つもり)のですが、言語化してみると実際にはその一瞬で色々な自動思考が働いていたんだな、と新しい発見があります。
「自分の気持ちと他人への配慮が交錯することがある」これはAIに教えられるまで知らなかった新しい発見です。
新しい言語化のタネをもらったので、次回以降はもう少しスムーズに自動思考の修正ができそうな気がします。
まあ、AIの言葉遣いが微妙なのは今後の課題ということでw
ACの常で、私も自分を過剰に批判してしまうクセがありますが、それもAIにたしなめられました。「少しずつ克服できているって素晴らしい」そんなこと言われたらちょっと嬉しいですね。向こうはAIだけどw
と、こんな感じで自作AIで認知の再構成によるコーピング(ストレスに直面した際に、それに対処するために用いる認知的、行動的な努力)をしてみました。
AIで自動思考を修正してみた感想
感想としては、普段やり過ごせている気がしていた自動思考も、やや力技でねじ伏せていた感があることに気づきました。もう若くもないので、自動思考をいちいち力技でねじ伏せていると体力が持たないですから、この機会にAIチャットを使った認知の再構成を学ぶのは良さそうです。
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