無意識の力み(りきみ)を認識する
自分を大切にするために、まずは意識してみたいこととして、“体の無意識の力み(りきみ)を知る”ことを試してみて。
「力を抜いて~」 と言われることないですか?例えばマッサージや整体に行ったときなど。そんなこと言われても、力入っているかわからないし、どうやって抜いたらわからないよ、と思う人も多いはず。
そんな時は、「まずは思いっきり力んでみる」
これが一番。力んだらあとは勝手に力が抜ける。
緊張と弛緩の妙。
力を抜こうとすると、そこに意識が行って、余計に緊張して力が入るけど、一旦力んでみることで、あえての力み(過緊張)なので、勝手に(疲れたら)力が抜けるのはごくごく自然の反応。
力を抜くことにほとんど意識が行かないくらい。
試してみて。
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どうだった?
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で、
一旦思いっきり力んでから、フッと力が抜けると、初めにあった緊張もほぐれてくることが多い。(まあこういう話題では断言を避けた方がよいので、「多い」とは書いたけど)
これは無意識の力み、つまりは筋肉の硬さにつながることだけど、その中では、緊張することで一旦血管が筋肉に押しつぶされる形になり、その後力が抜けることで血管が拡がり、血流もよくなる傾向に。
血の巡り、筋肉の緊張緩和、ともに良いわけですよ。
さてさて、ここだけだと単なるストレッチ話の延長になっちゃうけどここから続きが。
たとえば無意識な緊張があった場所として、
「肩」だったら、精神的な緊張や、ついつい攻撃的な思考をしていた時に、肩や首筋・後頭部にかけて、無意識に緊張が走りやすく、
「腰」だったら、もちろん無理な姿勢や同じ姿勢を長くとっていることもあったりするけど、精神的な緊張の長期化している状態だったり、そもそもグラウンディングがうまくできていなかったり、
「胸」だったら、これは呼吸が浅くなりがちで、これまた精神的な緊張のほか、とくに心配事が強い傾向があったりする
というように、部位別に、どういう状況でそこに無意識の緊張が生じるかという「傾向」がみられる。
そ、し、て、、、
その緊張の生じた個所をさきほどの緊張と弛緩の方法をうまく使うことで、
心・思考→体
という影響の仕方が
体→心・思考
へと影響が行く。
つまりは、体の状態を改善することで、心や思考に対する正のフィードバックができやすい、ということ。
ネガティブ思考になりがちな時は、どこかしらに緊張している個所が体に出てると思う。だから体の緊張を緩めると、ネガティブ思考も、そこにつかまっていることができずに、だんだん薄れさせることもまんざらではないってこと。
今回はそんなことをつらつらと書いてみた。