風邪対策に、心の栄養補給も忘れずに
最近世間では風邪が流行っているようで。職場の部内ミーティングでは上司から注意喚起があるとともに、「風邪をひかないためには、とにかく『良いものをしっかり食べて栄養をつけて、よく寝るに限る』らしいよ。ぜひ実践してみてね」と言われました。
上司としてはそんなに深い意味を込めてはなかったかもしれないけれど、私としてはその言葉がなんだか引っかかって、頭の片隅に疑問が浮かんだ。
「物理的に、良いものを食べてよく寝れば、本当にそれでいいのかな」
というのも。どんなに良いものを食べてたくさん寝ても、もし自分の心の中にモヤモヤやしんどさがあったら、ウイルスへの抵抗力は弱くなっていそうだなと思うから。今日はそんなことについて書いてみます。
体への栄養と心への栄養
私がヘルスコーチングを学んだInstitute for Integrative Nutritionでは、2種類の栄養を習いました。
まずは体への栄養。これは食事から摂る栄養です。
そしてもう一つは心への栄養。これは食事以外から摂る栄養であり、具体的には心は12の側面から満たされるとされています。
具体的には、Spirituality、Creativity、Finances、Career、Education、Health、Physical Activities、Home Cooking、Home Environment、Relationship、Social Life、Joyという12項目です。
インスタでは、絵なども交えつつまとめてみたので、もしよければそちらも参考にしてみてください。
心の栄養補給のために私が意識していること
ということで。もちろん私も「よく食べ、よく寝る」は大事にしていますが、心を満たすことも普段から意識するようにしています。直近で意識しているのは、
・笑顔と感謝を大切に
特に、一番身近にいるパートナーに対して。自分が笑顔を見せると、相手も笑顔を見せてくれて、お互い幸せな気持ちになります。そんな中で、自然と相手を大切に思う気持ちや、相手への感謝の気持ちを感じられることが増えました。先ほどの12項目の中でいうと、Relationshipの満足度が高くなるのを感じます。
・意識して好きなことをする
健康やウェルネスについて知ることが好きなので、それに関して色々調べごとをしたり。夢に向かって来年の計画を立てたりとかもわくわくします。あとは冬らしくスパイスを使ったケーキを焼いてみたり。これらによって、12項目でいうと、Education、Spirituality、Home Cookingあたりが満たされていそうです。
・運動をする
最近、ランニングや筋トレでふくらはぎを鍛えています。普段はデスクワークなのですが、運動すると体がスッキリして気持ちいいです。12項目でいうとPhysical Activitiesの満足度が高まります。
何が心の栄養かは人それぞれ
面白いのは、心の栄養素は「何が良いものか」が完全にその人次第ということ。体の栄養つまり食事から摂る栄養は、「この症状には〇〇が効く」といった情報も多く出回っていてある程度参考にできますが、心の栄養素は人によって異なります。例えば同じPhysical Activitiesの項目をとってみても、ある人にとっては1人でストレッチをしてじっくりと体を動かしてみるのがぴったりかもしれないし、ある他の人にとっては仲間とバスケをして汗を流すのがしっくりくるかもしれない。人それぞれであり、正解や間違いはありません。
先ほど挙げた12の項目自体も、人によって重要度は異なります。そして1人の人の中でも、時間の経過によっても何が心を満たしてくれるのかは変わってきます。
今のあなたの心をじんわりと満たしてくれる、心の栄養となるものはどんなものでしょうか? そして自分にとっての心の栄養に具体的に気づくことができたら、そんな時間や瞬間を、意識して作っていけたらいいですね!