シャネルが教えてくれる「自分が輝ける場所」
シャネルと言えば、超一流ファッションブランドですよね。
残念ながら私はファッションには全く関心がありません。
いつもジーンズに白のTシャツを着ていて、ほぼ365日同じような格好です。でもそんな私でもシャネルというブランドは知っていますし、それがどんなブランドであるか、ロゴがどんなものかは知っています。
有名すぎて知らない人はいないはず。
でもそんな超有名ファッションブランドを立ち上げた女性、「ココシャネル」の数奇な人生について知っている人は少ないのではないでしょうか。
実はココシャネルの人生から私たちも学ぶべきことがあります。
それは「自分が輝ける場所は絶対にある」ということです。
一体どういうことなのでしょうか。
それを知る前にまずはココシャネルという人物について少しだけ知ってみましょう。
ココシャネルというある一人の女性
シャネルは12歳の時に幼くして母親に先立たれ、その後父親にも捨てられてしまいます。そしてその後18歳になるまで孤児院で暮らすことになるのです。
この時、シャネルは孤児院で服の縫い方を覚え針子という服を作る仕事をしていたそうです。二宮金次郎といい、シャネルといい皆幼くして働いているのですね。
大人になったシャネルはそれまでのファンションとは大きく異なるものを世に生み出し革命をもたらしました。
しかしながら戦争が始まってから、人はファッションに興味をもたなくなったためシャネルもファンション業界から手をひいたとされています。
激動の時代の中でシャネルが作った「女性が社会に出て仕事現場で自由に戦えるための戦闘服」、シンプルで動きやすく、また上品といった服装は忘れさられてしまうです。
シャネルの快進撃
戦争が終わり、再び人がファッションに興味関心が向かうようになります。そうするとが女性のファッションは女性の体をただ美しく見せようとするだけのものが流行するようになります。
この時、シャネルは70歳でしたがこのことに対してシャネルは反対します。
「こんな服で女性が仕事ができるか!もっと女性が輝ける服を!」と再びファッション業界に参戦し、世界中を飛び回るのですが・・・
この時、多くの人から言われたことは
「古くさい」。
シャネルは諦めず活動を続けます。
すると転機が訪れます。それはシャネルが活動していたフランスではなくアメリカでの人気が急上昇したことでした。
この時、アメリカでは女性の社会進出に注目が集まっていたのでシャネルのファッション性と世の中の出来事がマッチしたわけです。
ここからシャネルの快進撃が始まり、再び世界中で有名ファッションブランドとなるわけです。
シャネルの人生に学ぶこと
シャネルから学ぶことは自分の考えや作ったものが認められる場所は、
今目の前にある世界だけではないということです。
「ここでは認められなかっただけ」かもしれません。
子供ではあれば自分では自信を持って作った絵や工作。
大人であれば企画書や製品などもそうです。
周囲の人はそれに対して何の価値も見出してくれない時もあります。それは周囲の人がそれに関連することなどに普段から関心を感じていないからだけです。
もっと広い視野で、広い世界で考えると自分の価値観を理解してくれる人や、自分の作品を理解してくれる人だっているかもしれないのです。
これは子供たちの価値観を大切にする上でも重要だと思います。特に日本は右にならえの傾向が強く、少し考え方の違う子がいればイジメにあうなどの傾向があります。
だから子供も自分の考えを押し殺してみんなに合わせるという方法を選ぶことだってあります。
そうではない、あなたの考えや作品は素晴らしいところがあるのだと。その場所が見つかるまで諦めず世界に発信してみようと周囲の大人も後押ししてあげることが大切なのかもしれません。
SNSという世界の人とすぐ繋がることができるツールが現代にはあります。それによって否定され傷つくことだってありますが、人を傷つけるようなことを言う人は無視しましょう。
自分のことを理解してくれる人は必ずこの世界はいます。何十億という人がひしめき合う世の中ですから。
シャネルのように強くとはいきませんが、自分を大切にしながら生きていきましょう。
きっとあなたのことを理解してくれる人や、あなたが輝ける場所があります。
それをシャネルは教えてくれています。
今回の記事の参考書籍
この本はみんなが知っている有名人の失敗についておもしろおかしく書いています。
今回紹介したシャネルも実は失敗をしています。
でも失敗から学ぶべきことって本当に多くあるんですよね。人は失敗から学び次につなげることが出来ます。
またこの本は中高生にも読んで欲しいと思っています。中高生が読んでも楽しいですし、人生の勉強になります。
親からのプレゼントでも面白いかもです。笑