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天才A教授から聞いた『資本論』

今日もまた、天才A教授からお話を。

「『資本論』ウケてますね」
「あぁ、斎藤幸平さんのね。かなり前に柄谷行人が同じこと言ってるんだ。柄谷の方が凄いよ」

「富を独占してしまったことが、そもそもの問題なんでしょうか?」
「それも大問題の一つだよ。マルクスがアソシエーションを最重要視してるみたいに、人は共同体がなきゃ生きられない。それなのに、共同で生きることを捨てて独占に走った。富を分配しなくなったんだ」

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「柄谷はアソシエーションをさらに系譜学的に遡って研究した」
「たとえば放牧民族の共同体は、モノを独占しないで、ちゃんとみんなで分けたんだ。なんでだか分かる?」

「優しかったからですか?」
「違うって(笑) 置いといても腐っちゃうから分けざるを得なかった」
「貯蔵の効くものは独占されやすいのか!」
「データになって不死になったお金が独占されるのも、そんな理由なのかもですね」

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「そう。なんだって腐ったり死んだりしなきゃ、世界がゾンビ経済になっちゃう」
「人は不死を求めすぎた。自然を見習ってちゃんと腐ったり死んだりするものをつくらなきゃだめだ」

「どうやって独占するかってことばっかりに知恵を絞ってきただろ? そうじゃない。どうやってシェアするかの方に知恵を絞らなきゃなぁ」
「お金とかいろんなデータにも、寿命を入れた方がいいかもですね」
「まぁそれはどうかな。ただ本当にそうかもなぁ」

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今日も話はつきません。それにしても最近、僕の周りって天才ばっかりになってきました😄

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お読みくださいまして、誠にありがとうございます!
めっちゃ嬉しいです😃

起業家研究所・学習塾omiiko 代表 松井勇人(まつい はやと)

下のリンクの書籍出させていただきました。
ご感想いただけましたら、この上ない幸いです😃


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Hayato  Matsui『逆転人生』共著者
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