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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第30回「新たなる覇者」

2023年8月6日(日)20時『どうする家康』第30回「新たなる覇者」を視聴しました。

<始まる前に>
これからは秀吉との対峙ですね。
そして冬の陣・夏の陣。
悪役として凄みを出しつつあるムロ秀吉、どう変わるのか見ものです。

<NHKのあらすじ>
無事、浜松へ戻った家康(松本潤)。
一方、秀吉(ムロツヨシ)は織田家の跡継ぎを決める清須会議で、信長の孫・三法師を立てつつ、織田家の実権を握ろうとしていた。
そんな秀吉の動きを苦々しく見ていた市(北川景子)は柴田勝家(吉原光夫)との結婚を決意。
秀吉と勝家の対立が深まる中、家康は旧武田領に手を伸ばす関東の雄・北条氏政(駿河太郎)との一戦に臨むことになる。


■プロローグ

■ナレーション(寺島しのぶ)
「本能寺にて織田信長死す。いざ信長公の仇を討つべく明智討伐を企てた神の君でありましたが、一足早くそれを成し遂げたのは、西国より急ぎ戻ってきたこの男でございました」
「天下一統を目前にしていた信長の後を継ぐのか誰なのか。新たなる覇者が求められておりました」

---曲---
稲本響

■遠江・浜松城
何もかもお見通しだったかのような秀吉を警戒する家康と家臣一堂です。

■清須会議

(ナレ)「天正10年6月、信長の後継者を決めるべく、織田家臣たちが集まっておりました。いわゆる清州会議でございます」
三法師を跡継ぎとして、羽柴秀吉、柴田勝家、池田恒興(徳重 聡)、丹羽長秀(福澤 朗)が話し合いで政を行うことになりました。
秀吉は、池田恒興を味方につけ、明智を成敗したので強気にでます。

●お市
お市と初と江が徳川家康のことで話しますが、茶々はくだらないことは言うな、父は浅井長政だと割って入りました。
柴田勝家とお市の縁談を秀吉は皮肉を込めて祝福します。

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(感想)
さすがに、徳川関係ないし、この前で言わないだろう。と思いました。

■浜松城では

お市と勝家の縁談によって、柴田家と秀吉がぶつかるだろうと予想します。
本多忠勝(山田裕貴)は伊賀を越えてすぐに立てば明智の首を取れており、秀吉に取られたのが不満です。
武田領だった甲斐・信濃・上野は、真田などが狙っており、先んじて手に知れる必要があります。
まずは、武蔵・相模の北条を追い出すことを決定します。

●本多正信
本多正信(松山ケンイチ)が鷹を訓練しながら北条と戦になったと於愛(広瀬アリス)と話しています。
(ナレ)「北条。関東最大の都市小田原を居城に相模、伊豆、武蔵、下総、上総北部、上野ら膨大な領土を有する超大国。その北条を率いるのは、かの北条早雲こと伊勢宗瑞を祖とする北条氏政と氏直の父子。眠れる獅子がついに動き出したのございます」

●北条氏政
北条氏政(駿河太郎)、氏直(西山 潤)親子が動き出します。

■甲斐・新府城

(ナレ)「一方、我らが神の君の徳川軍は、甲斐・新府城に布陣」
家康と井伊直政(板垣李光人)の間に、そこへ本多正信が現れ、戦術をアドバイスします。
家康は召し抱えた武田軍は直政に預けることになりました。

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(感想)
やっぱり、徳川は関東が似合いますね。
三河の田舎者ですが、関東と相性がいいというかなんというか。

●甲斐・黒駒
鉄砲と槍で徳川軍は北条軍を攻撃します。

■秀吉

秀吉と秀長は、今は三河者の軍勢に勝てるものはいない、せいぜい潰し合ってくれれば良いと放って置くことに。
秀吉は柴田勝家の元にある三法師を取り返そうと信雄と企みます。

勝家を頼った織田信孝はお市から決して手放してはならぬと釘を差されます。

■和睦

北条は上野一国を得れば甲斐・信濃からは手を引くという条件で和睦に応じました。
上野は真田の地でもあり、臣従してくれたから恨まれることになるだろうと話します。
家康の子を氏直の妻にとの縁談があります。

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(感想)
「真田丸」でやっていましたね、真田が徳川を恨んだ理由として。思い出しました。

●縁談
お葉(北香那)の子・おふうと北条氏直との縁談が決まりました。

■12月 衝突

(ナレ)「その一報が入ったのは、この年の暮でございます」

羽柴秀吉と柴田勝家が戦になったと知らせが入りました。
秀吉は織田信雄をいただき、近江長浜城に攻め入りました。
秀吉は織田を乗っ取るつもりのようです。

(ナレ)「羽柴秀吉は信長の次男・織田信雄と手を組み、三法師を奪い返さんと出陣。対する柴田勝家は雪のため出陣できず、北ノ庄城に足止めを余儀なくされておりました」

●越前・北之庄城
雪の降る北ノ庄城で足止めを食らう勝家とお市です。
岐阜城も秀吉に落とされました。
家康家臣は、雪が溶けたら秀吉と勝家が戦になるだろうと話します。
実質総大将と見られるお市からはきれいな布が、秀吉からは砂金が贈られました。

■天正12年(1583年)4月

(ナレ)「柴田勝家と羽柴秀吉は、近江・賤ヶ岳で激突。しかし、予想に反し、柴田勢は秀吉の調略による裏切りが相次ぎ、総崩れと相成ったのでございます」
勝家は家康宛に手紙を書きます。
柴田勝家を助けるかどうか評定中に、本多正信がやってきました。
自分は諸国を渡り歩いてきたのでよく分かる、民百姓の人気がすさまじい、人の心を掴む天才だと。
勝った方におめでとうございますと言いに行くのが上策と意見します。
石川数正(松重豊)や酒井忠次(大森南朋)も戦をするのは時期尚早という意見で一致しました。

■幼き思い出

幼少の頃溺れそうになったお市を助け、一生助けると約束したことが思い浮かびますが、家康は決断しました。
約束を果たさねばならないときに果たせず、祈ることしかできないと無念さを表します。
秀吉は、我妻・お市には傷ひとつ付けるなと秀長に命じ、織田の血がほしいとも言います。
茶々は助けが来ない家康を恨むといい、お市は秀吉の使いが来たので勝家とともに出るように促されます。
お市は、後から行くと言い、子を先に行かせました。
一度ならず二度までも生き恥をさらすのは信長に笑われると言い、娘たちに今後を託し、城に残ることにしました。


(感想)
お市と家康が相思相愛というのはファンタジー・・・。
だけどストーリーとしては好きです。
こういう遊びの要素は大事です。
結局、強く素早い秀吉がお市を助けることになるとは。
秀吉の悪役ぶりがハマります。

■運命の出会い

秀吉の元にやってきた茶々が微笑みながら秀吉の手を握り、去っていきました。

●北ノ庄城落城
勝家、お市共に自害という知らせが家康にもたらされました。
それを聞いた家康は、無念な思いを懐きました。
秀吉への憎しみが募り、自分で倒すという決意を抱きました。

----つづく----

次回はどうする家康 第31回「史上最大の決戦」8月13日放送です。

■感想

お市の方のエピソードは何度もドラマなどで取り上げられる鉄板のストーリーですが、家康とのファンタジーに置き換えられたので、悲劇的には感じずに見ることができました。
お市の方が事実上の総大将だったというのは、納得できる説でした。
茶々局が後に、家康を憎んだというきっかけをしっかり入れているのも見逃せませんね。
これだけでは、すこし理由としては弱いですが。
柴田勝家は、信長の父親の信秀の時代から織田家に仕えていたので、信長に本当に信頼されていたのかは疑問ではないでしょうか。
秀吉の懐柔に家臣がやられても不思議ではありません。


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