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毎月の選歌

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毎月の短歌の中から会員たちがそれぞれ10首選び、最も投票数の多かった歌を発表します。
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#選歌

2023年2月の選歌

目覚ましを止めて楽しむ温もりよチェーン付けたるバスの音聞こゆ    森田郁代 施設ではペ…

5

2022年7月の選歌

トマト苗まだまだ支えは要らないとうぶ毛の光る足でふんばる 藤代敏江 亡父(ちち)に似た翁…

3

2022年5月の選歌

大空に吸はれるやうな薄青き桐の花咲く旅立ちの朝     近藤秀子 二年(ふたとせ)をただ吾(…

6

2022年4月の選歌

「久し振り」と手を振る友のブラウスに春風吹きてふわりとふくらむ 楽満眞美 二歳児の頬はマ…

7

2022年3月の選歌

流行歌(はやりうた)街に溢れて誰も彼も口ずさみたり昭和の頃は  藤代敏江 薹(とう)立ちの畑…

9

2022年2月の選歌

茹で忘れ一本残りし青梗菜グラスに挿して食卓飾る            伊藤美枝子 凍てつ…

7

2022年1月の選歌

積ん読を崩して日日をこもりおり小さき活字に戸惑いながら 原葉  うっすらとピンクの肌を覗かして我を誘うは茗荷の天麩羅 伊藤美枝子 嬉しきは息子達にもコウノトリわが孫連れて初夏に来るらし 伊藤美枝子 大空の青を凝縮したごときただ一輪の犬ふぐり咲く 近藤秀子 冬の日差し程よく受けた寝室で陽の香に抱かれ眠る幸せ 大森久光 楽しみは水平線に湧く雲を君と眺めて泳ぎゆく時 大室やよい 新しき年に虎から威を借りて前だけ向いて進んで行きたし  岡まなみ 昔ほどに仕事のできぬ歯