第14話 北海道訓子府町ーQ:この町の読み方は?ー
北海道の地名は読むのが難しい地名が多い。
例えば、「訓子府」。
◆”訓子府”なんて読む?
14ヶ所目は”訓子府町”です。
訓子府町:メロンが有名。北見市に近いので、生活は北見市に依存している。
・・・。
なんて読むのだろうか?
北海道には、読み方がわからない地名が多い。
北海道の地名の由来は、アイヌ語。
それを漢字に当てはめたもの。
例えば、「サッポロ」は「サッ・ポロ」(sat-poro、乾いた大きい)とする説や「サリ・ポロ・ペッ」(sari-poro-pet、その葦原が・広大な・川)であるとする説など、いずれもアイヌ語を由来とする地名。
札幌は有名だから、読めるが、冷静に考えると読めない。
サツ・・・?になりそう。
では、訓子府は?
訓子府の「訓」は教訓の「訓」
訓子府の「子」は子供の「子」
訓子府の「府」は政府の「府」
そのまま読むと、「訓子府」は「くんこふ」である。
もちろん「くんこふ」ではない。
「訓子府」のほかに、似たような地名として「音威子府」がある。
「子府」被りしている。
「子府」の部分が重要そうだ。
「子府」は「ネプ」、意味は「川」である。
「訓子府」は「クンネップ」、「黒い川」
ちなみに「音威子府」は「オトイネップ」、「川口のにごっている川」
訓子府には、常呂川が流れている。
なんで、「黒い川」なのかは、わからないけども、兎にも角にも「川」が由来してる。
「訓子府」も「音威子府」も普通には読めない。
さすが、北海道。
他にも、北海道の読みにくい地名をまとめて、クイズにしてみた。
20問あります。力試しにどうぞ。
全部、解答できたあなたはすごい。
◆訓子府駅にあるカフェ
昔は、この訓子府にも鉄道が通っていた。
いまは、通っていない。
でも、駅舎は残っていて、カフェとして利用されている。
カフェでは、訓子府たれカツ丼なるものが食べれるらしい。
北見相生駅もそうだが、昔、駅だった場所がこうして利用されている。
誰かの思い出の場所が形を変えて、残り続け、また誰かの思い出になる。
いつか自分も、自分の思い出や誰かの思い出を残し続けるような人間になりたい。
そう心に誓い、次の場所、置戸町に向かう。
訓子府、ありがとうございました。
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