視覚支援が有効なわけ
視覚支援、発達障碍児にはとても有効な手立てです。
発達障がいのこどもさんは、見えない先のことを予想するのが苦手で、先のことを不安に感じてしまいます。
何時に来たが重要ではなく、「いつまでここにいるか」「いつまでこれをやるか」「そのあとは何をするか」を教えてあげることが必要で、視覚で訴えることに効果があります。
市販されているものに「絵カード」というものがあります。
こんな感じのものです。
私は、ピアノ教室で使っているものを、すべて手書きしています。
凝った絵は描けませんが、生徒さんが迷わないようにわかる最低限のものを書いています。
字が読めない2~3歳の定型発達のお子さんにも使っていますよ。
見たらすぐわかる、これだけで安心の材料になるなんて、いいと思いませんか???
字が書いてないのもありますね。
これを見たら、「今からトイレに行くんだね!」ということがわかります。
重度の自閉症のお子さんは、言葉が出ない子もいますので、首に絵カードを下げて生活しています。気持ちを伝えることのスキルが上がります。
中には、実写版(絵ではなく、写真)でないと理解できにくいお子さんもいらっしゃいますので、自閉っこのおうちでは、手作りされていることが多いです。
https://item.rakuten.co.jp/guruguru2/9784654000517/
こちらの本のように、障碍児のために手作りで作るおもちゃの本も出ています。私も、教室での教具は、ほとんど手作りです。
ピアノ教室ですので、指先を鍛える系の教具をたくさん作りますが、
体験レッスンなどで、「こんなことできるかな~?」と、こちらが把握できるようにするために、
絵合わせカードや、少ないピースのパズル、色や形のカードも作っています。
また、改めてこちらにUPしたいと思います。
こちらは、自閉症の子のためにつくられたグッズを販売している「おめめどう」さん。私もお世話になっています。
参考にしていただければ幸いです。
視覚支援によって、イライラから子供たちを守ることができます。
思うに、障碍児だけでなく、定型発達の方にも、視覚支援をもっと増やせば、
みんなが生きやすい世の中になるのではないかなぁと、思います。