肉やめて30周年🎉幸せベジタリアン管理栄養士💖原点~今👉感謝👏
1,原点は? いつベジタリアンに?
小学生低学年のころ、朝食の皿にあったハムエッグを見て、動物の命を奪って食べることが嫌になりました。
そこが、私のベジタリアン人生の原点です。しかし、親に何でも食べないと大きくなれないと言われ、その時は菜食になることをあきらめました。
時は流れて、大学で栄養学を学び、フィットネスクラブで働く管理栄養士になります。その当時の日本は、まだ「スポーツ栄養」という言葉すらなかったのですが、アメリカでは既にスポーツ現場に栄養士が入り込んでいました。
2,転機の留学はブルーゾーンへ
20代になってから環境問題と肉食の関係について知ってさらに興味が深まり、菜食のリサーチが盛んに行われている大学院に行きました。スポーツ栄養も本格的に学ぶことができました。20代後半のころです。
ブルーゾーンのひとつ、アメリカ、カリフォルニア州のロマリンダ市にあるロマリンダ大学です。
この特別な場所の話はコチラ⤵⤵
そうやって、更に学びを進めると、特に現在の先進国の人の健康にとって菜食が大いにプラスがあることも知りました。
健康の為だけなら、肉食を完全にやめる必要までは無く、減らせば済みます。
しかし、家畜に選ばれた数種類の動物たちの過酷で悲惨な状況も知り、完全に肉類をやめました。動物の苦しみを無視して、牛や豚や鶏を食べ続ける自分は、どうしても受け入れられない、と思ったのです。それが、もう30年前のことです~!
この左の本(Diet For A New America)との出会いに感謝⤵
アップデートされて出版されてました💖⤵⤵
今とは違う時代、仕事柄、多様性の認められていないその時代に肉を食べない選択をしたわけです。キャリアの上でマイナスもあるのも、批判や避難を浴びるのも覚悟の上での決断でした。
自分の根幹に関わる菜食主義は、揺らぐこともなく30年も経ちました。変な話、夢の中でもベジタリアンです(笑)
3,多種類の菜食の中から
ヴィーガンだった時期もあるのですが、現在はゆるベジ(ペスコベジタリアン:肉類は一切食べないが、少量の魚介は食べる⇒特に旅行・外食時は種類を選んで魚介は食べる)です。
(👉近いうちに遺伝子検査をして、脂肪酸代謝:必須脂肪酸のαリノレン酸からEPAやDHAが作れる体質かどうか?を調べてみたいと考えているところです。多くの論文が日本人に多い遺伝子変異を加味した内容ではないのが気になるのです。遺伝子検査キット、どれかおススメのタイプをご存じの方があったら教えてください。)
あと数年で60歳。
この年齢になると、動脈硬化を進めないことや脳や神経の健康維持はより重要です!
自宅では、1食ベジタリアン(卵、乳製品入り)+2食ヴィーガンかな~。
手作りのヨーグルトを1日1回、食べています。
卵は、週に多くて3個くらいかな~。
大体、そんな感じの食生活です。
菜食の種類についてはコチラを参照⤵⤵
放し飼い卵しか買わないのは、もう何十年って続けていることですが、今年再会した友人と話してみて、気づいたことは衝撃でした。
確かに放し飼い卵すら、真のエシカル消費ではないですよね。マシ、というだけ。
「オス、閉経後のメス、どうするの?」っていう友達の話……。
確かに!
目からうろこでした。友人宅では、閉経後のメスも飼っていました。天命を全うするまで、飼っていました。
詳しい話はコチラ⤵⤵
IDにもあるように、ずっとプラントベース食です。食事の9割以上は完全に植物性食品です。
たんぱく質源は、大豆やその他の豆類などで足りています。
五くんを除くヴィーガン食(仏教の教えから)を実施したことはありません。つまり、ニンニクやネギ類を除くヴィーガンのタイプになったことはありません。オリエンタルヴィーガンという分類なのですが、精神的な安定のために興奮作用のある数種の野菜類を避けるのです。
ただし、その意味は体感できます。
長ネギや玉ねぎでは、その影響は感じません。しかし、ニンニクと行者ニンニク(特に山奥で採れた超元気な天然もの)を多めに食べると、身体は熱く🔥、闘争的になります。
イライラするというのとも違い、目の前に見つけた問題に挑みかかってしまう感じ。好戦的ともいえる状態になり、大変よろしくない!
戦いたい時は良いと思うが……。
3,菜食主義者と多様性の時代
ヴィーガンの人はその思想を押し付けてくるから嫌だとかいう話を時々聞きますが、そういう人ばかりではありません。
当たり前です。
ヴィーガンにおいても多様性があります。雑食の人も多様であるように菜食の人も多様です。
ただし、主義や信念を持つ人と持たない人には違いがあるのは否めません。生きる軸のようなものがあるか、無いかでいろいろ違います。
主義・信念を持つ人はその思想を中心に、日々大切に生活しているわけなので、持たない人から見ればちょっとウザイのかもしれませんね。
いろいろな食スタイルを持つ人がいること、プラントベース食を選ぶ人がいることの理解が進むように、少しでも私が出来ることを今後もしていきます。
前回の記事⤵で書いたように、まだ理解は進んでいないのです。
「私はベジタリアンです」と話すと、理解が出来ず、シンプルに浮かんだ疑問を次々と若い人は口にしてきます。
今年の疑問・質問で最も笑えたのは、、、
「ベジタリアン??ダルメシアン???」
って言われたこと。
ダルメシアンって、、、(笑)
犬だし、「~アン」のとこしか共通してないし!!
葉っぱだけを食べるのかとか、焼肉屋には行かないのかとか、いろいろ聞かれます。
時間の許す限り、何でも答えるようにしていますが、時々【いじわる】な気持ちが入り込んだ質問や【マウント取り】的な質問も来ます。
私の食の選択が間違っていると、どうにか言い負かしてやろうと必死になってしまう人もいます。このnoteの記事でも、菜食主義は間違っている的なタイトルで論争したい様子の人がいますね。
栄養的な話ではなかなか論破出来ないと気づくと、倫理的な話で論破しようと躍起になった人が先々週いました💦
また、出た
と思いますが、加齢することは有難いことで、大して動揺もしないし、腹も立たないし、つまり気にもならなくなりました。
多様性を認めない社会に、逆戻りはしないはずです。
この本、多様性を考える一つの題材として、小学校の教科書などにも載せてほしいものです⤵⤵
最後に:今後は、、、
私に出来ることを粛々と!
そして、楽しく感謝の気持ちを抱きながら生きていきたい。
肉やめて30周年!
そんな気持ちです。
掲載した写真の幸せな鶏たちを飼っている友人が、かつて私が20代の時に「Diet For A New America」の本を紹介してくれた人です。彼女との出会いはが無かったら、今の私はいない。
「志あるものに道は開ける」
って背中を押してくれた今は亡き恩師にも、その友人にも感謝の気持ちでいっぱいです💖
幸せな気持ちを抱きしめて、この節目の年を祝いたいと思います🎉
目下の目標は、
①ベジタリアンで管理栄養士は日本で超少数なので、その部分を使った仕事をしたい
②インバウンド向けの食事を作るシェフを対象者に「ベジタリアンとは?」という講演をしたことがあるが、その手の仕事を広げていきたい
決意表明的な記事を今回も書いてみました。
菜食の人もそうでない人も、何か考える機会になったら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
良かったら、スキ、コメント、フォローいただけると大変励みになります。よろしくお願いします!
はつみ|管理栄養士|プラントベースの栄養と料理@ベジ広間の縁側