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話すのが苦手。それってエモさじゃない?
短くまとめるって本当にいいことばかりでしょうか?今、世の中はプレゼンテーションとかツイートとか。とにかく短くコンパクト。これが合言葉になっていますよね。ぼくはコーチのライセンスを目指して学んでいます。コーチングは、クライアントとの対話の中で、悩みの解決法を一緒に探したり、夢への第一歩を一緒に描く役割。セッションする中で気がついたことは、まとめることだけが唯一の価値ではないってこと。話すのが苦手だなぁっという人に、ぜひ読んでいただきたいです。
スタート・クエスチョン
とにかく短くコンパクト。これっていいことばかり?
この記事を読んだらこんないいことがあります
あーぁ、話すのとっても苦手なんだよなぁ。
⬇︎
あ、話すってこんな感じでもいいんだ!
この記事の結論
長く話すのは、一つの才能です。短くまとまっていない話は、エモさを含んでいるかもしれません。
▼短くまとめることにデメリットってない?
今、日本はプレゼンブームですよね。
5分で話そう。10分で話そう。
時間が制限された中で、ものすごい情報量を伝えなくてはならない。
ぼくは、基本的にこの風潮に賛成です!
そう、ぼくの立場は短くまとめることは、全然OK。
OKどころか、やった方がいいと思っています。
人の時間は有限です。
1日は24時間しかないのです。
人に伝えたいことがあるなら、しっかりと短く伝えましょう。
でも、ふと思うことがあるのです。
コンパクトに話すことで、実は伝わりきらないとがあるんじゃないかって。
例えば、会議なんかではよくあるかもしれません。
同じ話題を聞いているはずなのに、解釈がまちまち。
いざ行動をしようと思ったら、みんながてんでばらばらの行動をしだした。なんて。
短く伝えることは、洗練させること。
であると同時に、削ぎ落とすことでもあります。
情報量は少ない方が相手に確実に伝わりますよね。
でも、長く話すことでしか伝わらないものもあるはずです。
▼長く話すことで感じるシンパシー
ぼくは、コーチングでセッションをさせていただいています。
コーチングでは、言葉がまとまっていなくてもOK。
どんどん話してOKです。
話しているうちに、自分が本当は何を伝えたいのかがわかってきます。
口に出すことをためらわなくていいのです。
時間をかけて話してみましょう。
クライアントの一生懸命な話。
コーチとしてよく聴いていると、クライアントと同じような気持ちになることがあります。
一緒に涙を流したり、一緒に心から笑ったり。
コーチングは短いセッションもあります。
でも、ある程度長い時間をかけると、それだけ気持ちが近くなります。
シンパシーを感じることが多いです。
すると、今までに見えなかったような道が拓けたりするものなのです。
▼速く話すと雰囲気が伝わりにくい
ぼくは、日本各地で講演やワークショップ、司会などをさせていただきます。
この仕事をしていて、もっとも重要だといっても過言ではないのは、時間配分です。
どんなにいい内容を発表したとしても、時間がオーバーするだけで、印象が悪くなってしまいます。
ただ、毎回ぼくは、こうも感じています。
本当は、もっとゆっくり話したいんだよなぁ。と。
ぼくのプレゼンテーションは、限られた時間の中で、大量の情報を詰め込もうとするので、しばしば「ジェットコースター・プレゼン」と言われます。
そもそも、大量の情報を詰め込むことがよくないのかもしれませんが。
ぼくは、全体の雰囲気をも感じ取ってほしいと思っています。
たとえば、ぼくがコミュニケーションの方法についてレクチャーをするとします。
ぼくだったら、ゆったりと落ち着いた雰囲気を大切にしたいと思います。
同じ内容であっても、素早い口調でレクチャー進めたのなら、受講者も素早く話すことを心がけるでしょう。
逆に、ゆったりと話せば、受講者の口調もよっくりになるでしょう。
雰囲気は、短いプレゼンからではなかなか感じ取りづらいのです。
情報は受け取りやすいです。でも、雰囲気を感じとるとが難しいのです。
話すことって、言外の要素もあります。
その一つが雰囲気。間とか、抑揚とか。
そんなテクニックも大切です。
たっぷりと時間をかけて話すことも、大切なのではないでしょうか。
自分自身、ふりかえりたいものです。
話す際には、雰囲気まで意識をすることができているでしょうか。
▼ロジカル西洋スタイルとエモーショナル東洋スタイル
以前、こんな話をきいたことがあります、
ぼくたち、日本人はもともと、言葉に表れない雰囲気も大切にしている民族です。
わびさびとか。奥ゆかしさとか。
言葉に表れない部分をたっぷりと味わうことを大切にしてきました。
言葉にしなくても、なんとなく感じあえる。
あやふやなんだけれど、つながっている。
私たちは、もともとエモいのです。
西洋化が始まると、そのような文化は少しずつ見えなくなります。
何より時間や合理性が求められるようになります。
話し方も、端的にわかりやすく。
結論は最初に言う!
ロジカルな話し方が求められるようになりました。
ロジカルであることは、とてもいいことです。
相手に情報をわかりやすく伝えることができるのですから。
あ、西洋人がエモくないって言ってるのではないです!
ロジカルな伝え方が日本に入ってくると、そればかりが重視されているように感じるのです。
日本は、とても忙しい国です。だから、仕方がないのかもしれません。
ただ、ちょっと考えたいのです。
私たちが大切にしてきたエモさまで削ぎ落としてしまってはいないでしょうか。
▼noteはエモさ全開で書ける!
話すことと、ちょっとそれてしまうのですが。
noteは、かなりエモいと感じます。
ツイッターでは、こうはいきません。
140字にまとめるために、削ぎ落として削ぎ落として。
140字の中で、エモさも伝える職人も中にはいますけれど。
ぼくは、いつもすごいなぁ、と感心するばかりです。
noteは自分の気持ちを、真っ白なキャンバスに連ねていくことができます。
長く書けばいいってもんじゃないかもしれないけれど。
長く書くのだって、一つの表現スタイル。
長く書くことでしか、表現できないエモさってありますよね。
とはいえ、ぼくは最初に結論を書いてしまっているので、西洋スタイルかもしれませんけれど。
▼今日の質問
あなたの話は、周りにどんな印象を与えていると思いますか?
長く話すのは、一つの才能です。短くまとまっていない話は、エモさを含んでいるかもしれません。
あなたには、あなたの雰囲気があるのです。
短くコンパクトに話すことだけが価値ではないのです。
今日も、貴重な時間を使って、記事を読んでくださってありがとうございました。ぜひ、明日の続きも読んでいただけたら嬉しいです!!
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