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田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』【読書6】
光浦さんの本の読書感想文は感想文としてはアレでした。引用の量が多すぎた。まあいいっか。じぶんの備忘録的な物だし。
自分が面白いからそれでよいのだ。
自分がおもしろくもない文章を、他人が読んでおもしろいわけがない。だから、自分が読みたいものを書く。
この本を退職するかどうか悩んでいる人間が読んだ。もちろん文章をどう書いたらいいかわからないから読んだのだが、だいぶ他の人と視点がズレたかもしれない。
田中さんが電通を辞めた理由を読んで、わたしもこの言葉を仕事を辞める基準にしようと思った。
ただ、自分の中で、やれといわれてもしたくないことと、やるなといわれてもしたいことがはっきりしたから、生き方を変えただけなのだ。
実際もこうやって文字が太字になっていたり、できるだけ文字を少なくして無駄な記述が省かれている書籍だ。
コピーライターという仕事は馴染みがなかったがこの本の読みやすさにはびっくりした。
あまりにスラスラと読めてしまうので優秀なコピーライターなんだということは素人の私でもわかった。
話は戻って「やれといわれてもしたくないこと」は私はとてもはっきりしている。
「やるなといわれてもしたいこと」は曖昧だ。もう少し自分の退職の意志を固める必要がある。
世の中にはびこる「だれかにメッセージを届けよう」というメッセージ自体が間違っていることを説明する。
まったくだれからも褒められなかったとしても、最低限自分が気に入る服をきるのと同じで、文章も自分が気に入れば良いと。
他人の人生を生きてはいけない。
なにかおもしろい文章を書いたら他人が評価してくれる。
また褒めてもらうことを望んで書いていたら、書くことが嫌になってしまう。
評価の奴隷になってはいけない。
自分の人生を生きるのだ。
なぜかこの本で、履歴書の書き方を教えてくれている。
エントリーシートはキャッチコピーだという。
履歴書をかかなくとも、クラウドソーシングなどで志望動機とか自分を売り込む提案文を書くときにおおいに役立つと思う。
いままで、こういう志望動機をまじめに書いてきたが、まじめに書いて誤字脱字チェックして…というのが重要ではないことを最近思い知った。
たまーにぼちぼち在宅ワークの求人に応募していたが採用されることはなかった。
けれど、noteで書く習慣がついたり、「書く」とはどういうことか本を読んだり、いろんなクリエーターさんの文章を読んだりしたなかで、肩の力を抜いて文章が書けるようになったんだと思う。
この前、なんとなく、かなり適当に応募したら採用された。一生懸命やったものはあまり評価されないのに、テキトーにやったものが評価される。
美少女コンテストに強い思いを持って応募した子ではなくて、見学に来ただけの、その子の友達がスカウトされてしまうのと似てる?
つまらない人間とはなにか。それは自分の内面を語る人である。少しでもおもしろく感じる人というのは、その人の外部にあることを語っているのである。
光浦さんの自分の内面の語りはすごく面白いんだけど、光浦さんの外部のことも一緒に語っているからおもしろいっていうことなのかな?むずかしいなー。
経済も、言葉も、ゼロサムゲームではない
書いたら減るのではない。増えるのである。
いけいけどんどん書いたら、ジャンジャンバリバリ増えるのである。