語りが うねり リズムが生じる 十数年ぶりの 友との再開
目まぐるしい 日々 車窓を 流れる 景色みたいに
分かち合う ただ 経験を ゆっくりと ゆっくりと
見通しが つくかどうか それが大事 疲れない ために
明滅する リズム ただ それが 変わっただけ
無風 でも 葉は揺れている 心も また
写真は撮れない この瞬間 歌が 世界を 掠め取る
引越して 役所に行って 買い出しをして 戻ってきた 現実のスピードが
中年の危機だった でも 抜け出すまで 気付けなかった その 深い 沼に
今は 言葉は 要らない 余白を 楽しんでいる
歌がある その瞬間にしか 歌えない 魂の欠片を宿す 歌がある
お金じゃない 謙虚と勇気を 兼ね備えた 心 それが感謝の条件
「さようなら」 その哀しみを 予感しながら 「初めまして」 時計の針が また動き出す
あなたは楽しそうに 家族の話をしていた 私は ふと 母親に 海苔を贈ろうと思った 何年ぶりかの心の変化
思いっきり泣いたら また 少しだけ 世界が違って見えた また 少しだけ 子供に戻ったみたい
コロナになり 自己の慢心と 諸行無常を 思い知る 猛暑の令和6年
大きな 変化 そんな時こそ 素直な 気持ち
前からと 横からで 全く違う景色 それは 人間だって同じ
大人の夏休み そんな季節を 過ごしてみれば きっと新たな 気付きがある
頑張りましょうね 心に 染み込む その言葉で また 前に 歩き出す
振り切りたいのに 振り切れない フリコの キモチを 噛み締めている
こんなところにいたの? ちがうよ ずっといたのに きみが きづかなかったんだ
痛みと 弱さを 取り戻したなら また 前に進めるだろう
分かち合いたい 根源的な 欲求が 裸の心に 共鳴する
レールに乗っても 事故ってばかり それならいっそ 自分でレールを 創ってみせる
あやまらなくて いいよ だって みんな がんばったよね
株価と 為替と 虚妄に犯され 私達は今日も カゲロウのようだ
残された可能性を 断つことが 決断である でも人は 苦しまないよう その事を 選択と言う
働いて お金をもらう そんな当たり前も バブリーな世界では 霞んでしまうようで…
糸が切れた 風船のように 自由と 孤独の 狭間を漂う