玄関から一歩外へ出て驚く。 霧雨が。 よくよく目を凝らさないと 見えない雨粒。 音のひとつも聞こえない。 傘を手に取りごみ捨てへ。 作業のため、傘を閉じる。 その間しっとりと、 濡らされていく感覚。 そしてすぐ乾いてしまう。 ほんのちょっぴりぐずり気味。
空をゆく。 遠く、高いところを音もなくゆく。 目で追う。 消えるまで。