私は、ずっと不幸だという人がいる。 自分で不幸にしがみつき、幸せになるための選択をわざわざ避けている人だ。 生きることは、過酷だ。 生き残ることは更に。 だが、卑屈になっても斜に構えても意味がない。幸せにはなれない。自身を大切にし、他者に微笑みを与えられる人は、幸せである。
幾つになっても思い上がりは、揺らぎを不自然に遮る。 何を世に具現化しても称賛賞賛拍手喝采。 ぬるま湯を、疑わなくなったら辞め時だ。 こころは、揺れるからこそ。 こころは、豊かに震え重なる。 そのときにこそ、発露。 そのときにこそ、最初の露を思い出せる。
愛される為に相手に合わせたり、自分を捨てるなら、産み出されるものは破壊だ。 自身を偽り何になる? 手に入れたとて。相手は、虚像のあなたを愛しているのだから。 それは、自身の破壊でしかない。 それは、不幸の塔を積み上げるだけだ。 愛は、本来のあなたの輝きとともにある。