日本人は日本という土台がしっかりとなくては何にも適応するのが難しい 近代化の時代から今日に至るまで、日本は外国から入ってきたものにうまく適応できておらず、無理に適応しようとした結果適応異常となってしまった 日本の素晴らしいところもあるが日本人にしかない短所もあると心得る
適応異常とは生きているうえで必然的にぶつかる壁に対してあれこれ考えたり調べたりせず、諦めてしまったり狭い視野でしかものを見なくなってしまった状態だと福田恆存は述べた 日本人はそれに加えて壁があることさえ見えなくなり、思考が狭くなったことさえ分からなくなってしまったと
子どもを大人に成長させていく過程では何が必要なのだろうか? そもそも、天然の要塞で暮らしていた日本人はかたい殻に囲われたサザエのように背骨を作り出す必要がなかった それが殻が壊れたから、背骨を急遽作る必要ができても今までなかったものをすぐには作れない。それが適応異常に現れている