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Trovatoreさんの質問「「今回の地震による地盤の揺れは600ガルよりも小さかった」と記事に書いてあったそうですが、この「地盤の揺れ」は測定された地震計の揺れなのか、それとも地震計で計測された揺れから解放基盤表面での揺れを逆算して基準地震動よりも小さかったので耐震安全は確保されているという意味なのでしょうか」への回答 志賀原発1号機の解放基盤面は、地下10 mであり、地震波の減衰は小さく、解放基盤面の基準地震動=原子炉建屋地下二階の設計基準地震動と解釈できる

原子力規制委員会が定める「解放基盤表面」の定義とは

Trovatoreさんの質問「東海原発の解放基盤表面は-370mだそうですが、浜岡原発は-20mですがどうしてこのように浅いのでしょうか」への回答 日本の原発の解放基盤面は、大部分が、370 mより浅く(東海第二原発のみ地下370 m)、解放基盤面の地質学的条件を満たす一般論が、地下370 mであり、その条件を満たせば、より浅くても良いと言う意味ではないかと思います

基準地震動の定義は、地下において、上の土を取り除いた状態の解放基盤面の地震加速度応答スペクトルのことであり、良く示される値は、振動周期0.02秒の値、原発の実際の基準地震動は、原子炉建屋地下二階床面で定義され、解放基盤面と同じ値の場合もあれば、大幅に異なる場合もあり、その差異は、地震波が伝播する地質構造に起因、浜岡と東海第二と柏崎刈羽の具体例を挙げれば

不安を煽る記事にご用心。能登半島地震での最大加速度2828galと志賀原子力発電所の基準地震動の関係

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原発耐震解析・耐震補強論 建設時の基準地震動を引き上げた場合、それ相応の耐震解析に基ずく耐震補強を実施しなければならず、一基当たり、耐震解析・耐震補強解析に50億円、工事(材料費・工事費)に450億円くらいかかり、基準地震動を上げることは、大変な解析と工事が、必要

世の中の耐震解析と耐震対策を知らない素人は、東海第二原発の基準地震動が、1009 gal.だから、原子炉建屋内の機器・配管類が、すべて、1009 gal.で設計されていると信じ込んでいるのであり、実際は、それほど単純なことではなく、具体的に記せば、・・・