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死んだ人は返らない 失くした記憶も返らない 壊す建物のうえ また新しい街ができる どんな歳月も 永遠の一瞬に消える それならわたしは わたしの世界を創ろう すべては過去に変わるのだから いまを感じて いまを大切に生きる そのために

1か月前

生きていると実感できる世界に

2か月前

秋のたより

4か月前

水面に映る冬の空 春夏秋冬ひとめぐり 新しい時代 新しい今は 新しい環境で自分を磨くチャンス わたしはそう 信じて挑む 渦巻く風に 肌も身も 擦り切れてしまいそうな 冷えた夜にも きれいな星座たち わたしもそのまま 負けないくらい 目の奥を澄ませながら

3か月前

たいへんなこと 理不尽だって つぎつぎと でもドンマイだって 彼岸花だって知っている 秋は情熱 願えば山だって動かせる 不変も不動もない事実 夢見る未来 もうそれは比喩ではなく 今の形がすべて合い パズルが解けて扉は開く 夜景の光るガラス越し まるで心のあぶり出し

4か月前

まるで テーマパークの乗り物のように わたしは この身に宿り わたしに与えられた 物語を この生命の生きる世界を感じている

4か月前

ホームから改札 そして駅を出たさきの道の流れ まるで地図を描くように あの日 わたしの歩いた経路 記憶をたどると 一緒に心にのこっていたよ 逢いたくてさがした 熱情のような心 彩やかな灯火

5か月前

雨あがり 夜の晴れまに 見る祈り 瞳の奥に 受け取る便り つかれた笑顔 耐える微笑み 終えたすべてを 光につつみ 雨に夜月を 探したように かすかな夢を つぎの明日に 太陽よりも 月の白雲

7か月前

新月に 銀河を渡る白い鳥 鳴くアルビレオ ふたりが光り 願い花月香 「月と涙の欠片」

5か月前

年月が育てたもの わたしの飾りと この心底の 変わらないものと 大好きだった祖父 いまの心を見てくれたなら わたしだけの楽譜 なつかしい声に羽ばたく青い空

7か月前

まったく疑うことなく 信じられたなら つぎの扉をあけられる いつまで扉が続くとしても 逃げることなく 心の切っ先は前に向け続ける 完全なゴールよりも前進 信じて行けば 新しい星空のなかに生きられる

9か月前

意思表示の力を

9か月前

傷み 大きな傷を負ってしまったとしても 心すること 心はいつまでも ゆたかにしていける 最初は硬い心が 鋭く自分も人も 傷つけるかもしれない でも 大丈夫 ゆたかに育てること やわらかく 大きく わたしは わたしだけの あなたはあなただけの心 あたたかい陽だまりになる

10か月前

たいへんな日もある でも いつか綺麗になる 思い出 財産になる なにもない人生より よっぽど心は豊かにできる 失敗も成功も いま生きていることを実感することも

9か月前

突然 無から目覚めて 無のなかに眠る 人の出逢いも どの生命(いのち)も 海の泡のひと粒 悲しくても嬉しくても 大丈夫 波はまた呼び覚ますから 宇宙の一瞬 一緒の時間を何度も生きるから

9か月前

急に かわいそうになって かわいそうと思う その目線に わたしは神ではない 人なんだ 驕(おご)りの高みから降りて 見えてくる 人の後ろ 景色の豊かさ その人しか知らない その人の生きている世界

10か月前

忘れられない今を渡る 果てのない 飛び石を渡るように

9か月前

人生が永くなればなるほど どれほど 深くたくさんつながった 大切な人たちであっても いつかやっぱり ―――ただの通りすがり――― 心をかわした かけがえのない時間のなかに わたしは わたしの心のなかに 大切な人たちといる その永遠の姿を残したい

だれだって いろいろと うまくいかないときもあるよ だからって 大切な自分を忘れるな 置き去りにするな みんな 苦境から自分で起き上がってこそ やっとほんとうの一人前なんだ

頑張っても 報(むく)われないことも多いけれど いつの日にか 自分自身と この命を授かった天命に顔向けできるのなら それでいい でも 頑張りすぎて体を壊したら それは本末転倒だから ほどほどに

風に舞い散る 花の盛りは短くて 選ぶには誰もが早すぎる 指輪の魔法は強すぎて やさしく満ちる 月の永遠に嫉妬する

甲斐のあるように この世界に 人として生まれたことには意味がある 袖触れ合うも他生の縁 縁のある人を 尊厳ある人として思いやり 大切にすること そうすれば きっとわかる しあわせを 信じている

生まれてこの目は いくつの色を見ただろう 季節も日々も 無限の色の組み合わせ 気づかないまま 時代は色を変え 通りすぎた色との違いに ふと見る夢の中でだけ 気づかされる 忘れてしまった前の色 ほんとうは大切な 思い出の色

大海に 幾つも灘がある せまる魔物に さらわれないよう舵を切る 永遠に繋いでおくのなら 船はいらない 人として生まれたのなら 生きてみるしかない 困難に挑むその姿 苦しみも功績も命のノートに刻まれる ひたむきに生きるその彼方 自分自身と天命にわたしは顔向けできる

きっと人生 まだまだ そう まだまだいまからが始まりです 歳をとると どなたも目も耳も体の中もおとろえるし 一人ひとりの価値観も大きく変わり きっと 残酷すぎる社会も必ず変えられる わたしも変えたい そのために動きたい 大丈夫 人として ほんとうに大切と思う事を守り 育てる事

一目惚れの朝 蜂の針も忘れて甘い蜜へ 魔法をやどした鷹のまなざし 太陽より高く滝の飛沫から翔けてゆく 野バラに隠れた野狐のノイズ 忘我の羽を真紅に染めたのは恋か黄昏か 瑠璃色の地球に陽はまたのぼる #ことばおもい 「ひはまたのぼる」

探してね、わたしを 風の言葉に 見あげた坂道 誓いの月に重ねた心 隠しようもなく甦る 前世もきみとたどった坂道 #ことばおもい「さかみちかぜ」

「詩発列車」

ジリジリとした夏を 揺り動かした月 浮世の形を 極彩色に 矢継ぎ早に突き破った月の夜

高い空にも彼岸花にも 心はあらわになる 憂いは深ければ深いほど いっそ真っ黒に変えて 辺(あた)りを払う 危険な虎や蜂のコントラスト 強い呼吸に堂々と わたしは今を迎えに行く

悲しいとき 一人で泣くことのありませんように

いまはポツポツと降るなか 鳥の声もきこえる とても涼しい たった1日ですっかり秋めいた 季節の変わりめ 四季のうち どうして夏から秋に移るときだけは これほどまでに物悲しいのだろう 雨の音 神さまが私の火を消してしまうかのように 冷たいしずくを ポツポツと心にうちつける

雨の音 窓をあけた 網戸に硝子のような 小さな雨粒がついている 星々を映したような その向こうに 一羽の鳥が大きくはばたき カーブを描いて飛んでいたよ ひとりぼっちでこの世界に 迷い込んだのか にわかに移る季節を感じて 何かを探してやって来たのか 秋を知らせる雨の音

線路は濡れて 光の上を走る 街の果てからこの夜の果て 吸い込まれる 星の川の滝 流れてもう幾月

断ち切る糸 翔ける願い 運命だと 諦めない この命の価値 あの赤い星は夜鷹 生気ある道 何に情熱を向けるのか 神様の私怨? 他人の手駒にはならない 駆けてきた螺旋 いま裏返る砂時計 悲しみが滾り 銀河から街を見下ろす 絡む心をばっさり 俄雨は梳かす 絶望の時 夏の夜の勇気

月と風の残り香 あの夜 あなたと月を見たかった あの雨 かくさないでほしかった あの月 あなたとふたり 願いをかけた あの夜 片見の月に あの雨 流しきれないほどに あの赤い花 この胸を裂くほどに あの秋の風 いつまでも流れる あの川のように

「下弦の月の夜に」

この世は 人として生きるという仮の姿 思う存分 羽ばたいて飛んでゆくがいい 導く光 もともと心がまっすぐに照らし続けている まどわされず 信じて飛んでゆくがいい

桜の一片 庭に浮いていた 桜の木は家には無い あたりを見まわしても山や遠くに見えるだけ どこからか この一片だけ風に乗ってきてくれた ありがとう 声をかけたくなった

「自分―わたし」 いろいろな時代に生きていた それぞれの時の自分 まぎれもない そのわたし その自分自身が今も ここにこうして在ること そのことがこんなにも 頼もしく感じられる わたしがわたしであることが嬉しく 誇らしく思う

たしかな時の流れに ひとり戻るとき 日々に交わした人のぬくもりが ひとつずつ支えている 確かな私自身を感じられるとき 私はもっと強くなる

遠くすぎ去ってしまう 悲しい街の光ではなく 遠くにあっても 夜空に輝く星のように いつも そしていつまでも 輝きを感じられる 美しい思い出になればいい

ほんのひとときのであいが 一生の縁になることもあるのだから 不思議なもの 別れは一瞬 であってくれた人を大切にしたい 永遠はきっと 一瞬のなかに閉じ込められている

見知らぬ人のやさしいたより

「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」 志があろうとなかろうと あなたはわたしには鶴のように思える たとえ燕や雀であろうと わたしの命は「鶴の一声」に踊らされたりしない わたしの翼は伊達ではない

きっかけはあまりにも 突然訪れて 人の鼓動はあまりにも ぬくもりに満ちてる さよならもあまりにも 突然訪れて 置きざりの夢 心なくしても 空を感じている

屏風を立てて 磯良の生霊と話すような そういう罪は犯したくない 人は 「老ての後 其功を知る」 そう 身を持ち崩さず生きてこられたのは 磯良のような人のおかげだと いつか知るものだから *磯良は雨月物語

螺旋をえがいて どこまでも遠く 地球も太陽系も ずっと旅の途中 誰も彼も乗せた かたみちの軌道 おなじ場所には 誰一人戻れない いつか月に渡り 星をめざしても いつまでも人は この天の川の中 むかしもいまも みんなこの運命 生まれて夢見て 希望をつないで

魔法をかけてほしい瞬間 幾度もあったよ でも かけられた魔法は 氷に封じる魔法ではなく 心から永遠に忘れられなくさせる 魔法だったんだ

悲観はしない ひとつの時代が失われても それ以上取り返せばいいのだし 心の中からは ほんとうには失われない 同じ時代とはいかない けれど 幸せの形は人それぞれ 知らない幸せを生きられる