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呟】昨夜も狂言出番がある祇園甲部歌舞練場へ 楽屋へ向かう半屋外の廊下でいきなりの豪雨🌩️雷雨1メートル先の庭の木も霞んで見えなくなってござる 後から来た仲間は全身濡れ鼠 一回目の公演は半分の入りでござったが ノリ好くカラッと大いに和ろうて雲を払ってござる

呟】来月十六日は岡山後楽園能舞台に参りまする 岡山田賀屋夙生社中会 鈿々の会にて狂言を披露させていただきまする 二〇一六年に初参加してより毎年寄せて貰うて今年で八回目 大好きな狂言萩大名のシテ大名と 三年前に披露しそびれた狂言花争のアド主人の二役 追い込みのお稽古楽しみまする

さる十六日 岡山後楽園能舞台で狂言発表会でござった 麗らかな春心地好い風が吹く中 狂言萩大名でシテの大名を まったりと演ってござる お稽古を重ねて臨んだ舞台は過去一の盛況で わたくしより遠方から友だちも来臨くだされていっそう内から氣が溢れたようで最好の狂言が披露できましてござる

呟】昨夜は狂言島田洋海社中お稽古日でござった 四月に披露する狂言萩大名 動きのタイミングや台詞の緩急に 少しずつ直しをいただいて とぼけた愛らしい大名が形作られてまいりまする 普段独りで台詞をお稽古するのと違うて動きながら相手の言葉を聴き対応することが力になってござる

呟】いろいろと緩やかになりつつあり先週には久しぶりに社中の新年会も開けてござる 四月の発表会に向けたお稽古もいっそう精度を上げての指導をいただけて有り難いところでござる 動きや視線運びをそのまま習うより どんな理由があってそうなるのかを慮っての所作指導は身に着いてござる

狂言カフェで暖かな氣持ちを得てござる

呟】いろんな公演がなくなった二〇二〇年初め 並行して四本の狂言お稽古してござったが延期の末二本上演 今年になって嬉しいことに次々と出番が増えてただいま四本のお稽古をしてござる シテ一本とアド二本立衆一本 それぞれまったく違う内容のおかげで混じりもせず 有り難いことでござる

呟】常の繰り稽古では動きを思い浮かべつつ間を計って台詞を云うてござるが 相手に合わせての動きでは言葉と動きの間合いを取るのが難しゅうござる 動きが早くとも言葉は緩やかに またその逆もござる 実際には相手が想定の速さでないことが多く合わせられるよう数多く繰っておくより無うござる

呟】わたくしの子ども時代ハロウィンはもちろんのことクリスマスもあまり覚えがござらぬ プレゼントは無くただ正月が待ち遠しゅうござった 歳暮れの狂言と云えば新作ではござるが狂言かけとりが面白うござる ご存知の方も有りましょうが落語が元ネタの狂言でござる 年末も和ろうて過ごしましょう

呟】こんにった島田洋海社中お稽古なれば狂言萩大名を通してござる 五回目ともなりますれば シテの大名のことばはほぼ入ってござる そうなれば少しずつ細やかな指導が始まりまする ことばの言い出しのタイミング 語尾の強弱 目線とことばのタイミング 次のお稽古まで復習お稽古でござる

狂言は氣楽に観られる古典芸能でござる

狂言をする自身を観てござる

呟】秋が深まり京都の名刹は紅葉の盛りでござる 狂言の大名小名はヒマがあれば遊山に出ようとなさるが 紅葉を観に行くことはござらぬ 萩大名は同じ時季の萩見物に参るによって紅葉ならば狂言の舞台にならぬはずはなかろうと思うのでござるが 能に描かれたことと関係があるのでござろうか

呟】毎日口伝の音声を聴き 台詞を繰りお稽古してござるが 台詞を描き打つすことが 覚えるためにいちばん効果があると思うてござる 手で描くのが更に好いようにも思いまするが後で校正するうにも 型や動きを描き足すにも体裁を整えるにもパソコン入力が一有用と感じてござる 利器に感謝でござる

呟】毎日師の手本の音声を聴稽古し 自らも台詞を繰る稽古をしてござるが 師につけてもらうお稽古は格別にござる 稽古して参ったいまわたくしにできる狂言を観てもらい 直して成るところを指し示し 示され成ったと思えば更に引き挙げられるのでござる 次の直稽古まで染み込ませるのでござる

呟】一昨日に狂言柑子を奉納いたいてこれよりは狂言萩大名を主にお稽古してまいりまする 自主的には狂言花争や狂言蟹山伏🦀も繰りながら 狂言文蔵、狂言寝音曲、狂言柑子も続き浚いつつ時々は狂言附子や狂言千鳥も振り返りましてござる いつなん時声が掛かってもできる準備にござる

呟】京都は紅葉の盛り ゆっくりときた大好きな季節も早々去りゆく気配でござる 秋よりお稽古始めたる狂言萩大名は秋によう出る狂言でござる 秋に咲く萩の花は秋の七草の一つ 中でも萩大名に出る宮城野の萩は 枝垂れた枝に赤紫の花が並び咲くそんな姿が描かれまする 披露するのは春でござるが

呟】秋になるとよく出る狂言に萩大名がござる 氣の早いことに来週末の発表会の後にお稽古を始めることが決まってござる 風流を解さぬ不粋者の大名と氣の利く太郎冠者のやりとり 粋人の庭主も混ざって狂言の間を堪能できるはずの人気曲でござる 披露は来春四月岡山後楽園でござる

呟】狂言口伝のお稽古では師匠の台詞の抑揚や強弱など声の調子を含めてことばを鸚鵡返ししまする このやり取りは繰り返し聴いて憶えるために録音しまする ただこの録音には我々社中素人の声もござるによってアプリにてこの声を落とす作業をするが常でござる この作業にても随分憶えられましてござる

呟】狂言の舞台披露が終わりますると いざ次の舞台に向けて師匠と 新たにお稽古する狂言の相談をするが常でござる 我が社中では基本的にアドとシテ(主役)を代わりばんこにいたしまする そしてシテ番がやりたい狂言や役を提案し師匠の許可を得て配役が決まってござる

呟】秋の代表的な狂言の一つ萩大名はその名にあるように萩の花が出てまいりまする 萩は秋の七草にも数えられるほどの花ではござれども、これまでその花を意識したことはござりませなんだ 狂言では赤い花が落花した様子が描かれてござるが思うよりは淡い赤むしろ薄赤紫色でござろうか

呟】昨日の遊山に参る話で作った写真を見て不思議に思われたことはござらぬか わたくしには常より氣になるも口に出さずにあることがござる 狂言に持ち込む疑問ではないと頭では理解してござるが ついつい想像しては苦笑してござる 山へ行くも川を渡るも 長袴を引き摺っていることでござる

狂言柑子のお稽古が始まってござる

狂言を回すのが太郎冠者の大事な役目でござる