狂言は氣楽に観られる古典芸能でござる
和ろうてござるか〜
このnoteではいつも氣軽に‘能舞台’‘能楽堂’と云うてござるが
この場所に厳かさ、謹ましさなど
氣楽さとは反対の感覚をお持ちの方が多いとのお話を伺ってござる
確かに能の会などでは
着物姿の女性やスーツ姿の男性が多いこともございまするが
特に決まりがあるわけではなく
とりわけ狂言が中心の会ではみなさま思いおもいの装いで
来場されてござる
わたくしの氣楽さは参考にならぬかも知れませぬが
わたくしは春の肌寒い頃から初冬に掛けて一年の三分の二ほどは
シャツの上に橙色のパーカー姿で過ごしてござるが
狂言を観に行く時も能を観に行く時もこの姿でござる
寒い時季はこの上が徐々に厚手のコートやダウンジャケットに変わりますが
それも通勤の時と能楽堂へ行く時とほぼ同じでござる
ただし、追善の公演など明るい色がそぐわないと感じた場合にはグレー系のジャケットなどで参ったこともござる
狂言を観ることは心を和らげることなれば
着飾って観ることも、それがご自身の楽しみになるのなら
おおいに結構なことと存じまする
わたくしは狂言にしても能にしても
観ることが心を和らげる、和ませるものと思うてござるによって
なるべくかたくるしゅうないのが好いと思うのでござる
能楽堂は特別な設えではござれども
狂言を観ること演じることに並々ならぬ想いがござるによって
能楽堂、能舞台には常ならぬ想いがありまするが
狂言や能の公演にはもっと氣楽に足を運んでもらえるよう
わたくしにもできる草の根運動をしてまいろうと存じまする
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