シニア犬介護は少しずつ形を変えながら続いていく。ひと月前は2〜3時間ぶっ通しで乗り回していた車椅子も、筋力も体力も落ちた今、ほとんど乗れない。眠り続ける体力もなく２時間おきにお目覚め。起き上がって回ろうとする老体を抱えて、左右に揺らし続ける。寝不足で迎える夕方。「旅路」が沁みる。

シニア犬介護で腕も心も折れそうだった私に救いの手が差し伸べられました。お世話になっている動物病院から車椅子を借りられたのです。元患者(患犬)さんの置き土産の車椅子に乗せてみると見事シンデレラフィット✨支えずとも自分で歩けるように。歩行可能になったことで睡眠時間も増えました。感謝💝

曇り時々雨。車椅子で旋回するシニア犬の傍らでチャイを飲む。今日もお耳の恋人はラジオ。藤井風さんの「grace」が流れる。うれしい不意打ち。胸の辺りが温かくなる。「何が出来るかな 愛に従うのならば 出来ないことなど何もないさ」今の私には風さんのメッセージがより強くより深く沁みるよ。

車椅子で旋回し続けるシニア犬。よろめきながら回るので頻繁に壁にぶつかる。自分では方向転換できないので介添する。車椅子がなかった時に比べれば格段に楽になったけれど、つきっきりの見守りは続く。耳は暇なのでラジオをつける。藤井風さんの「燃えよ」オンエアー♫胸熱応援歌のサプライズギフト❤️‍🔥

雨。気温12度。暑がりのうちのワンコは快適らしく、車椅子で休まず旋回し続けること３時間。頻繁に壁にぶつかるので側で見守る。帰宅した家族とバトンタッチして近くの喫茶店でしばし現実逃避。シニア犬を介護する未来が来るなんてこれっぽっちも想像もしなかった。今日は今日の私を生きるだけ、か。