シニア犬介護は少しずつ形を変えながら続いていく。ひと月前は2〜3時間ぶっ通しで乗り回していた車椅子も、筋力も体力も落ちた今、ほとんど乗れない。眠り続ける体力もなく2時間おきにお目覚め。起き上がって回ろうとする老体を抱えて、左右に揺らし続ける。寝不足で迎える夕方。「旅路」が沁みる。
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